2024年4月18日(木)
境港は、鳥取県西部に位置し、砂州でできた弓ヶ浜半島の先端にある街。三方を海に囲まれて日本有数の漁港を持つ。水木しげるの出身地であり、妖怪で町おこしを図り街が活性化した。
境水道大橋。島根半島と弓ヶ浜半島を結ぶ橋。対岸は島根県松江市美保関(旧島根県美保関町)。橋を通行するのに、昔は有料だったが、今は無料。山の上に自衛隊美保関基地のレーダーが見える。
境水道に面してたくさん漁船が停泊している。境港は松葉ガニ(ズワイガニ)より鮮度が落ちやすく、生で流通させるのが難しく、価格も安いベニズワイガニの水揚げ高は日本一。以前、この岸壁で、大羽イワシをサビキで大量に釣ったことが懐かしい。
境水道から100m程度入ると駅や街の中心部がある。灯台のモニュメントはJR境線の境港駅の駅舎。境線(米子~境港)には鬼太郎、目玉の親父、ネズミ男、ネコ娘、すなかけばばあ、こなきじじい列車が走る。また境線の全ての駅に、境港駅は鬼太郎駅、米子駅はねずみ男駅など妖怪名がついている。また、バスも妖怪をデザインしたバスが走る。
水木しげるロードは、境港の中心部の通りであり、妖怪の像が多数設置されている。1993年に設置された当初23体と像も少なく、破壊・破損などの被害もあった。像は徐々に増やして2018年には177体になった。写真はつるべ落とし像。
水木しげるの好意により著作権は発生しないようにしていたので、水木しげるロードのたいていの店が、鬼太郎の仲間たちの妖怪を販売したり、看板や建物に描いたり、取り付けたりしている。また、商店街の人が、かぶり物を着て街を歩いたりしているのもよく見かけた。
あずき洗い像。
観光客もチラホラ。中国人は結構いた。「ゲゲゲの女房」がNHK朝ドラで放映されていたころの観光客数はすごかったらしい。
牛鬼像。
このあたりがかつての境港の中心部。境港は実家から近いが魚釣りか市場に魚を買いに行く程度で街中を訪れることはなかったが、妖怪がたくさんいるし、妖怪神社、河童の池などあり、お歩きさんには楽しい街である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます