自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

警察を呼んでも結構です!

2013年03月13日 | 健全生活のために”死”の常識を反転

自分の口が勝手に開く・・・・ 平成25年3月13日

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こうして、教授は無鉄砲を承知で山手線に飛び乗り、目的の駅で降りた。

すると、心の中に、’彼’から送られてきた、さらに詳細な地図の情報が鮮明に

描かれてきた。

その上に、庭のある大きな家のヴィジョンが送られてきた。

とてもはっきりしていたのだろう。 

教授は ”なかなか立派な御宅じゃないか”と感想を持っている。 

こうして、しばらく、半信半疑で歩き続ける。

その時、目の前に、その家が出現した。

こうして、この瞬間に、それまで抱いていた、唯脳論が崩れ、

”まったく異なる宇宙観・人間観・人生観が現れた瞬間”だったと、

教授は著作の中で述懐している。


”私は恐れていました。 ’彼’が示す地図のとおり、進んで、’彼’が見せる

ヴィジョンの通りの家が現れてしまうことを・・・

なぜなら、それらは、私が全く知らない情報であり、

もし’彼’が私の脳の別人格だとすれば、’彼’が知るはずのない情報

でもあったからです” と述べている。


ある人は、’実在する住宅情報’が、ほかの人の脳から脳同志で

つながっている見えないネットワークのようなものを通じて、

自分の脳に伝わってきたのではないか’というかも

しれない。

そうすれば、確かに、’彼’の存在は必要ない。

しかし、ほかの人の脳とつながっているネットワーク という

発想自体が、’唯脳論’ではなくなると教授はいう。

唯脳論を貫くためには、あくまでも、”自分自身の一個の脳の内部で

生じている現象”であることを前提にして、論理的にすべての事象

を説明できなければならないからだ。

 

こうして、たどりついた、他人の家をいきなり訪問して、

”あなたの亡くなった息子さんからのメッセージを届けに来ました” 

と言ったところで、警察や医者を呼ばれる騒ぎになるかも

しれないと教授は身を引くのである。

すると、’彼’はこう語りかけてきた。

彼: 大丈夫・・・もうすぐ、うまくいくようになりますから・・

その時、庭の向こうに見える玄関から、御両親と見受けられる50代

の夫婦が現れる。

車庫の方へ向かい、これから、どこかへ行かれるのだろう。

躊躇している教授の口が、次の瞬間、勝手に動き、”かなり大きな声で

このように叫んで”しまった。

”あのう、自殺した息子さんのことで・・・・”

教授本人も ご自分の口からこのような声を出して、びっくりした

だろうが、それ以上に、それを耳にした両親の驚きはいかばかり

だっただろう?

ここで興味深いことがある。

 

それは、霊 は、生きている人間の肉体をある程度、操作できること

ができるらしいということだ。

自分で知らない内に言葉が出る。

不用意に 思いがけない言葉で相手を傷つけたり怒らせたりする。

もっと昂じた例では、自分では言った覚えがないのに、

”あなたはこういって、私を傷つけた” と言われるケースなどだ。 

催眠状態のようになっているのか 衝動的に、口について言ったり、

気が付いたら、自分でそうするつもりがなかったのに、万引きを

していた などという場合もある。


また、飲んでも飲んでも、酔わない、あるいは、酔い足りないという

底なしの酒飲みさんも、タヌキやキツネが憑依している などと

いうことも聞く。

殺人のケースもある。

”殺せ。殺せ” という声が聞こえたので・・・・・という塩梅だ。

自殺のケースもある。

”もう少し。もっと、前に出て。もっと前よ。”

という声に操られ気が付いたら、自分自身が断崖絶壁に立っていた

という人もいる。


いずれも、自分の肉体が一時的に、何らかの憑依で、融通が

きかなくなり、コントロールできない状況に置かれていたのだろう。

さて、教授の場合も、”口が勝手に動いた”というから、’彼’の仕業

だったのだろう。

両親は、この大声で当惑して、教授のところに小走りにかけてきた。

そして、”辞めてください!なんでそんなことを言うんですか!” 

と父親が止めた。

さらに、”息子は自殺なんてしていません!”

すると、教授の口が自然と動いたという。

”あなたの息子さんは自殺なさったはずです…私はしっています・・

**に**かけて、**を**たんです。 **には、**が**ていたはずですよ” 

(注:**の部分は原著に伏字となっている)

すると、父親が、

”あなたは、いったい、どうして、そんなに、細かいことを

知っているんですか? 

こうなったら、正直に言うしかありませんが、息子が自殺した

ことはほかの家族にさえも言っていないんです。”

茫然としていた母親が、ここで、口を開く:

”あなた、ここじゃまずいから、とにかく、中に入っていただき

ましょう”

 

教授の言葉をつなげる。

”その瞬間、私には、’彼’の意図がようやく読めたのです。

世間に隠している 息子の自殺のことを口にすれば、家の中に入れて

もらえるに違いない~

ということを。 

それは、私と’彼’との間にまるで、人間同士のような、信頼関係が

生まれた瞬間でした。”

 続く・・・

 

 

引用箇所:”生きがいの創造” PHP研究所出版 飯田史彦著 2005

 

飯田文彦氏紹介:1962年広島県生まれ。 福島大学教授、経営学博士。

London City University Business School(大学院)客員研究員

筑波大学大学院、東北大学大学院講師

IOU(International Open University)より、日本人として初めて

総合医学部名誉教授称号の授与。

”生きがいメディカル・ネットワーク“顧問。

あらゆる、思想、宗教団体からの中立を宣言。

コメント (2)
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