自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

生まれ変わると、約束

2013年03月15日 | 健全生活のために”死”の常識を反転

親を選ぶ権利  平成25年3月15日

 

さて、私たちは自分の親を選んで生まれてきたという。

良く、”親を選んできたわけではない”と言う人がいるが、

事実は反対のようだ。

自分の魂の勉強にふさわしい条件造りのために、魂は自ら”学びの場”を

設定する。


そのために必須条件として、家庭環境は不可欠だ。

家庭のメンバー、構成、親の職業(それによって、条件づけられる

愛情の受け方)母親の信条、などなど、知ったうえで、自分が

その家庭に生まれたら、どういう場が提供されるかの大方の青写真を

描いて、生まれてくるという。

 

そういえば、去年10月中旬に書いた、ブログ、”筆者の黒魔術体験”の

中に出てくる、Aさんのことが想いだされた。

Aさんは 黒魔術の師のもとに、仕えて、それなりの修行をつまれたの

だろう。

私が知る以上に、何かを秘めていた人だった。

Aさんが他界したことは、国際電話で訃報が知らされ、息子さんに、

今度インドにいったら会いに行くことを伝えた。


約束通り、数か月前、インドに行ったとき、Aさんの息子夫婦と

会った。

その時 意外であり、うれしい話を耳にした。

Aさんは最後まで意識をもち、自分が死んだあとの葬儀について

子供たちに指図して一つの 嬉しい約束をして、あの世に旅

だったのだ。

その約束とは・・

息子夫婦には、息子と娘がいるが、兄夫婦は、いまだに、子種に

恵まれない。


そこで、細かく、葬儀とともに行われる、黒魔術の特殊なプジャ

(宗教儀式)をするように遺言した。

”この儀式がとどこおりなく行われれば、私は、長男の嫁の腹に

宿って、自分は、再び、生まれ変わるだろう。”

 

長男のところに、新たに、生まれ変わるというのだ。

父親だった魂が、今度は小さな赤子として、長男の嫁の胎内に宿ること

を約束した。


この話を聞いて その実現性を否定することはできないと感じた。

魂が自ら親を選び、そこで人生未解決な課題に挑戦するのなら、Aさん

自ら、長男の子どもになって生まれることも可能だろう。

いつ、誕生するのかは、聞きそびれたが、確かに、Aさんの魂が、再び、

愛する家族のもとに帰ってきたら、家族の喜びはいかばかりであろう。

 

これと、似たような話が残っている。

とあるインドの王、その男は、妻をこよなく愛していた。

妻をこの世に残して、一人、逝くのはしのびなかった。

死後、あの世で下界に残した家族をみつめている その男。

すると、天の声が聞こえた。


もう一度 生まれかわるか?

大きな使命を持って・・・

男はうなずいた。

そして当然のように、残された妻と 過去の自分に生まれた長男の

嫁の胎内に吸い込まれていった。

こうして、愛する妻と再び、再会するために、息子の嫁の腹に、

宿ったのだった。


かつての妻であったが、再び、この世に生まれたとき、祖母として、

また、再会を夢見て。


こうして、この赤子は 元妻である、祖母を、こよなく、愛し、

おばあちゃん子として、王子として大事に育てられた

さらに、しばらくすると、(元の妻)祖母が他界する。

王子の心は空虚感で満たされる。

城にとどまる必要性を無くして王子は、世捨て人となり、生老病死

で苦しむ人類を救うための 使命を思い出し、修行生活に身を転じる。

そして、悟りを開き、釈迦となったという。

 

さて、教授と、テレパシーを送り続けた’彼’との、お話しには、まだ、

続きがある。


自殺した息子を悲しむ父と母に、’彼’は最後の 贈り物を提示する。

それは、”5年後に、結婚した妹のおなかに宿り、初孫として生まれ

変われる。

そして、もう一度、両親の腕の中に抱かれるだろう”

という 約束 だった。

両親は心から、この、約束を喜ぶ。

しかし、ひとつだけ、条件があり、その条件を受け入れられればという、

言葉があの世から、添えられた。

 

それは、 5年後に生まれてきたとき、その後、間もなく世を去る両親を、

生まれかわってきた場合、息子は、あの世でお迎えできないかもしれない、

ということだった。


もし、それが、心細いと両親が感じるのなら、’彼’は、生まれ変わる

ことなく、両親があの世に来るまで、”待っている”こともできるが~

という。


その時の会話が次である。

父:その場合は、孫として、生まれてきてはくれないんですね?

教授:ええ、残念ながら・・

母:だったら、私は、一刻も早く、また、**をこの手に抱きたい・・

 

父: あと、5年か・・・これで、生きる希望がわいてきたぞ。

母: また、あの子を抱けるなんて・・・

教授: ええ、どうぞ、息子さんを、もう一度、赤ちゃんから、

育ててあげてください。

そうして、息子さんと赤ちゃんの 二人分の愛情を注いであげて

ください。

父: それなら、名前はあいつと同じ **だな。

母: まだ早すぎますよ!

と 皆で爆笑。


こうして、すっかり、両親の怒りと悲しみは影をひそめたのだ。

 

この事件をきっかけとして、飯田教授の唯脳論者としての信念と

立場が変わってきた。

 

”もしかすると、本当に、自分の知らなかった、世界があるのかも

しれない”

それでも、自分の体験をありのままに受け入れられない自分がまだ、

残っていた。

 

”高熱で脳がやられて、幻聴幻覚に見舞われるようになったという、

唯脳論の仮説を完全に捨てることができなかったのです。

すべては脳の内部で起きている現象であって、高熱でやられて

しまった脳の機能障害にすぎないのではないか~という不安を

拭い去ることができませんでしたと回想している。 

続く。。。


 引用箇所:”生きがいの創造” PHP研究所出版 飯田史彦著 2005

 

飯田文彦氏紹介:1962年広島県生まれ。 元福島大学教授、経営学博士。

London City University Business School(大学院)客員研究員

筑波大学大学院、東北大学大学院講師

IOU(International Open University)より、日本人として初めて

総合医学部名誉教授称号の授与。

”生きがいメディカル・ネットワーク“顧問。

あらゆる、思想、宗教団体からの中立を宣言。

 

コメント
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