自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

意識体の特徴

2013年03月01日 | 健全生活のために”死”の常識を反転

肉体との違い  平成25年3月1日

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 さらにもう一人、交通事故で重傷を負って、肉体から出た

少女の感想が次だ。

“集まってきた人垣に囲まれた車の中に、身動きできなく

なっている自分を見ていた。 


でも、見ても何とも思わなかった。 

赤の他人の ようでもあり、単なる物体だとさえ感じられた。“[例5]


普段、死 について、思いをめぐらしたことがあるかどうか?

肉体と精神、魂の関係について、考えたことがあるかどうか? 

自分をどう とらえているのか?

など、人それぞれの背景の違いで、こうした、状況に置かれた

とき(その時は誰でもいつかやってくるのだが) 一瞬の

心の対応が異なるだろう。

たとえば、

・ 自分の肉体に執着するか、

・ 潔く、次の段階へ歩みを薦めようとするか 

・ もっと生きたいと思うのか、

・ 十分に生きつくしたと感じられるのか、 

さまざまなようだ。


上記、例5の少女は、若いにもかかわらず、自分の死体を

見たいとも思わず、 今置かれた ステージに いち早く

適応しよう とする積極性さえ見せた。

 

次の例は、自分の肉体に執着した患者の述懐だ。

この患者は、人生70年と信じていた。 

そして、まだ20代の若さで 死を受け入れることはできないと、

心に反発を覚えたことを記している。

  

“自分はこれが 死 というものに違いないと思った。 

自分は20歳そこそこではないか。 

このまま逝ってしまうのは、口惜しい感情が湧いてきた。“ 

(例 6)

こうして、ムーア博士はいくつかの実例を挙げながら、一つの共通した

結論を導き出している。


それは、死後、肉体を冷静に観察するもう一人の自分と

その意識の存在だ


その 新しい自分に共通していえる要素は、

・ 物理的肉体では 構成されていない。

・ 身体の 自覚がそなわっている。

・ ”意識の身体” と呼べそうな自分。

・ 重力のない、身体

 

そして、その”意識の身体”は、話すことができても、相手に

その声は届かず、相手に触っているつもりでも、その手ごたえ

を得ることができないという。 

したがって、ジレンマに 陥るのだ。


その”意識体の身体”を、ムーア博士は 次のように定義づけている。

     

“この意識体の身体を仮に霊体と呼ぶ。

霊体には外形がある。

身体の器官(眼や耳)も自覚される。

全体的に丸味を帯びている。

霧や雲、煙、蒸気、透き通っている、色がついた雲、エネルギーの

いち形態、である。

時間的要素は関与しない。“ 

 

時間的要素がないということは時間を超越していることだ。

一瞬のうちに移動することも可能だし、空間も超越しているから、

肉体人間が自分の中を通り抜けていくように、感じることさえ

あるという。


さらに、思考は、時間空間の束縛を受けないから、常に

明晰に自在であったと いう体験者もいた。 

その時の(死んでいたときの)回想を次のように語る男性

の事例を挙げている。

 

“現在では不可能なことが、あの時には可能だった。

頭が非常にすっきりしていたのだ。

考えなおしたりせず、一発ですべてのことを理解でき、

回答を得たのは初めての経験だった。“

       

その意識体の、知覚感覚で欠けているものは、 らしい。

筆者の考えでは、匂いの感覚は あると思う。

お香をたく習慣は、祈りの前に、空気の清浄と、穢れを払うという

意味合いがある。

ただでさえ、この地上には、あらゆる臭いに充ちている。

不浄の匂いだ。 

死体、死肉、血、など物質は言うに及ばず、不浄の想念や

言葉などで、波動の緻密な霊体は、それらの醸し出す霊的臭い

には、近づきがたい想いをするということも聞いたことがある。 


自然の花や植物のエキスでねりあげられた 純粋なお香

成分(香)が それらの不浄の波動を散らす役目があるらしい。

 

セラピー中、被施術者の方たち何人かは、霊香 を体験している。

ユリかバラのような かすかに甘い香りが 漂っているのを

敏感に察知されて何度か、”今お香をたいていますか?” 

と聞かれたこともある。


また、読者にはピンと来られないかと思うが

バス停から歩いて向かってくる途中 拙宅から、10メートル程

離れた所で拙宅(4階)から、霊妙な香がかすかに漂ってきたと 

複数のクライアントさんが話した。


始めは、近所の方が、お香でも炊いているのだろうと思っていたが、

ここで嗅ぐ香りと同様だというので、風に乗って下まで香りが 

漂っていったのかもしれない。

とはいっても、窓が閉めてあるにもかかわらず? だ。


さらに、毎回 お香をたいているわけではない ので、これは 

ょっとした 謎である。

こういう時は、きっと、精妙な波動を クライアントさんが、

感知して、その波動の出す、香りが霊香となって漂っている

のかもしれないと、体験から、思うのである。

続く

参考図書:

”かいま見た死後の世界” レイモンド・A・ムーディ・Jr. 

中山 善之訳 評論社 昭和58年


レイモンド博士について: 

バージニア大学、大学院で哲学専攻

1969年 哲学博士号取得、 3年間 ノースキャロライナ東部

の大学で教鞭をとる。

1972年 バージニア医学大学に入学。医学博士号を取得。 

1965年 死後の世界の体験談を

聞き、その後、死後の世界体験者に面接。 

特異な分野研究を行い今日に至る。

 

 

 

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