Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

スタバト・マーテル(Stabat Mater)の日本語訳をご紹介します

2010年04月01日 | グレゴリオ聖歌
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 聖木曜日ですね。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 聖ピオ十世会日本のウェブ・サイトでは、2010年3月27日土曜日の大阪での聖伝のミサの説教がアップされました。愛する兄弟姉妹の皆様にご紹介いたします。

 また、スタバト・マーテルの日本語訳をご紹介します。
天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

***

悲しみに沈める御母は涙にむせびて、御子の懸り給える十字架のもとにたたずみ給えり。

悲しみに沈める御母は涙にむせびて、御子の懸り給える十字架のもとにたたずみ給えり。
嘆き憂い悲しめるその御魂は、鋭き刃もて貫かれ給えり。
天主の御独り子の尊き御母は、いかばかり憂い悲しみ給いしぞ。
優しき御母は、いともすぐれし生まれの方の刑罰を見て、悩み悲しみ給いし。
キリストの御母がかくも苦悩の内におられるのを見て、誰か泣かざるものあらんや?
キリストの御母が御子と共に苦しみ給うのを観て、誰か共に悲しまらざる者あらんや。
人類の罪のためにイエズスが拷問とむち打ちを受け給うのを見給いし。
ご自分の甘美なる聖子が息絶えて苦悩の内に死ぬのを見給いし。
さあ、御母よ、愛の泉よ、御身と共に我が涙せんがために、悲しみの力を我に感ぜしめ給え。
我が心を我が喜びとせんがために天主なるキリストを愛するにおいて燃え立たせ給え。
聖母よ、十字架に付けられた御子の傷を我が心に深く刻み込み給え。
傷つき、我がためにかくも苦しむをかたじけのうし給いし御身から生まれ給うた御子の罰を我と共に分け給え。
我が生くる間、御身と共に敬虔に涙し、十字架に付けられた方と共に悲しむを得しめ給え。
われ十字架の側に御身と立ちて、相共に嘆かんことを望む。
童貞のうちにていとも勝れたる童貞、願わくは、われを排け給わずして、共に嘆くを得しめ給え。
われにキリストの死を負わしめ、その御苦難を共にせしめ、その御傷を深くしのばしめ給え。
御子の御傷をもってわれに傷つけ、その十字架と御血とをもって、われを酔わしめ給え。
聖なる童貞女よ、われに地獄の火に焼かれざらんため、審判の日にわれを守り給え。
ああ、キリストよ、われこの世を去らんとき、御母によりて勝利の報いを得しめ給え。
肉身は死して朽つるとも、霊魂には、天国の永福をこうむらしめ給え。アーメン

悲しみに沈める御母は涙にむせびて、御子の懸り給える十字架のもとにたたずみ給えり。

悲しみに沈める御母は涙にむせびて、御子の懸り給える十字架のもとにたたずみ給えり。

STABAT Mater dolorosa iuxta Crucem lacrimosa, dum pendebat Filius.
Cuius animam gementem, contristatam et dolentem pertransivit gladius.
O quam tristis et afflicta fuit illa benedicta, mater Unigeniti!
Quae maerebat et dolebat, pia Mater, dum videbat nati poenas inclyti.
Quis est homo qui non fleret, matrem Christi si videret in tanto supplicio?
Quis non posset contristari Christi Matrem contemplari dolentem cum Filio?
Pro peccatis suae gentis vidit Iesum in tormentis, et flagellis subditum.
Vidit suum dulcem Natum moriendo desolatum, dum emisit spiritum.
Eia, Mater, fons amoris me sentire vim doloris fac, ut tecum lugeam.
Fac, ut ardeat cor meum in amando Christum Deum ut sibi complaceam.
Sancta Mater, istud agas, crucifixi fige plagas cordi meo valide.
Tui Nati vulnerati, tam dignati pro me pati, poenas mecum divide.
Fac me tecum pie flere, crucifixo condolere, donec ego vixero.
Iuxta Crucem tecum stare, et me tibi sociare in planctu desidero.
Virgo virginum praeclara, mihi iam non sis amara, fac me tecum plangere.
Fac, ut portem Christi mortem, passionis fac consortem, et plagas recolere.
Fac me plagis vulnerari, fac me Cruce inebriari, et cruore Filii.
Flammis ne urar succensus, per te, Virgo, sim defensus in die iudicii.
Christe, cum sit hinc exire, da per Matrem me venire ad palmam victoriae.
Quando corpus morietur, fac, ut animae donetur paradisi gloria. Amen.

悲しみに沈める御母は涙にむせびて、御子の懸り給える十字架のもとにたたずみ給えり。

聖ピオ十世会創立者 ルフェーブル大司教の伝記 16.8.4.聖ピオ十世会第三会

2010年04月01日 | ルフェーブル大司教の伝記
聖ピオ十世会第三会

 1971年5月28日、聖霊降臨の大祝日の前日、一般信徒たちが数人、エコンまでルフェーブル大司教に会いに来て言った。

「大司教様、御会には修道会第三会のようなものはないのでしょうか?一般信徒たちは、あなたの仕事に参加出来ないのですか?」

「なるほどそうですね、本会会則は『聖ピオ十世会はまた、当会の目的達成のための仕事に協力する事と、自身の聖化の為に与えられる恩寵によって利益を得ることを望む準会員なる人々をも、司祭、一般信徒を問わず歓迎する(Ⅳ.4)』と言っていますね。」

「では、あなたは私たちを、御会最初の第三会会員として見做すべきですよ、大司教様。」

「そうですね!しかしちょっと待って下さい。本会会則の内容にそれとなくほのめかした以外には、私はこれについて何もしていなかったのです。ですから、一息ついて、それについてとくと考えさせて下さい!」

 大司教がついた“一息”は十年間であった。しかしながら、1973年になると、それまで聖ピオ十世会の財政管理の面で彼を手伝って来てくれていた聖霊修道会会員の献身的な有志者たち、つまり、フリブールのクリスチャン・ウィンクラー(Christian Winckler)修道士と、パリのマルセル・ミュラー(Marcel Muller)神父をそれぞれの修道院に送り返すことを考えた。各々長上たちがそれを願ったからである。その時、大司教は言った。「一般信徒からなる第三会は、この種の仕事に役立つだろう」と。

 しかしながら、霊的目標こそが、依然として彼ら第三会会員たちにとっての最重要事項である。彼らは、“ミサの聖なる屠り(immolation)に基礎を置く私たちの霊性”を生き、さらに、“常に、全く真実で変わることのない愛の源であるイエズスの聖心の宝庫である、私たちの信仰の偉大な神秘にますます深く入る”だろう。

 それにもかかわらず、聖ピオ十世会第三会 は、1981年1月29日になってようやく創立された。これは、聖ピオ十世会顧問会が、大司教によって1980年の末に書かれた第三会会則を公布した日であった。聖ピオ十世会第三会会員たちは、“犠牲と共贖(聖主の贖罪の業に共に協力する)”からなるキリスト教的生活を送ると共に、不可謬な教導権や、トレント公会議の公教要理、ヴルガタ訳聖書、天使的博士(聖トマス)の教え、さらに永遠の典礼などによって表現されている聖伝に忠実でなければならない。

 第三会会員たちの義務は要求が多く難しいのだろうか?そうでもない!これはバランスがとれており、熱心な信徒たちから期待出来る事の範囲を超えることがない。非常な困難を伴うような事は一切なく、テレビ視聴を止める事でさえ、それ程辛い事ではない。しかし、第三会会員たちが共有する会則は、個人主義を克服し、良い励み合いを刺激し、何よりも愛徳と献身の水準を最大限に高める。従って、聖ピオ十世会第三会は、聖ピオ十世会の各修道院において修練する献身的な霊的精鋭を養成するのである。

聖ピオ十世司祭兄弟会 (FSSPX) 創立者 ルフェーブル大司教 伝記 目次
========================

BLOG RANKINGです。クリックで応援して下さい。


にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村のランキングです。クリックで応援して下さい

ルフェーブル大司教の伝記の続きをもっと読みたい
と思った愛する兄弟姉妹の皆様は、
クリックで応援して下さると励みになります。
兄弟姉妹の皆様のご関心と応援とを感謝します!
========================
사랑하올 형제 자매 여러분, 한국성비오10세회(SSPX) 새로운 웹 사이트를 소개합니다.

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
【最新情報はこちら、年間予定一覧はこちらをご覧ください。】