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聖ピオ十世会 創立者 ルフェーブル大司教の伝記 17.1.7.サタンが収めた大成功

2010年04月08日 | ルフェーブル大司教の伝記
サタンが収めた大成功

 その結果、真実の従順と誤りの従順との狭間にあって、どちらかを選ばなければならないと、大司教は考えた。誤った従順とは、“一連の矛盾した命令や、回書、憲章、さらに、画策あるいは修正された命令などを通して広められた”二重の意味にとれる典礼、もしくは曖昧な公教要理などへの従順をさす。“どんな権威からこれらは来るのか?聖座からだろうか?公会議からか?それとも委員会からか?司教協議会からなのか?私たちには余り良く分からない。”

 2つのローマがある。信仰、教義、さらにミサの犠牲の概念において、「永遠に変わる事のないローマ」と、近代世界の思想により影響を受けた「世俗のローマ」である。その上、教皇は自身がその行動をもって奨励した事を非難する訓話さえしてしまっている。“永遠のローマこそが世俗のローマを排斥する 。私たちは永遠の方を選ぶのが良いと考える。”これが真実の従順である。

 事実、“サタンによる大成功とは、カトリック教会を「従順」という名目で、教会の聖伝に対して不従順を犯させる事だった。”カトリック教会は、教会当局により、教会内部にもたらされた革命的原理に従順たる事で、自ら滅びに瀕している。

 1968年には、パウロ六世が“カトリック教会の自己破壊”について、自ら言及しなかっただろうか?1972年6月29日、パウロ六世はこう認めている。

「何らかの亀裂を通って、サタンの煙が天主の神殿に入り込んでしまった。 サタンは 、第二バチカン公会議の成果を損ない、傷つけるためにやって来た」と。

 パウロは、その亀裂が何処にあるのかを見つけることを望まなかった。マルセルの方は、この亀裂の箇所を調べ告発した。その亀裂とは、聖伝との断絶にある。しかし、既に大司教は、自身の洞察力ゆえに、非難を受けるであろうと直観していた。」
「サタンは大成功を収めました。信仰を守る人々が、それを本来擁護し広める人々によって排斥されているからです!」

聖ピオ十世司祭兄弟会 (FSSPX) 創立者 ルフェーブル大司教 伝記 目次
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