ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

破船(吉村昭)

2011年12月27日 | 国内ミステリー
今年一年で、吉村昭の小説は6冊目になる。 はまってしまったようだ。もちろん、大震災がひとつの契機になったのは確かだが、その文体や、内容の濃さが起因している。 この”破船”も、異色である。 お船様という儀式が、ある村で冬の海がしけている時に、生き抜くために、ひそかに行われていた。 当番で、火をたき、荒れる海に苦しむ船を導くのだが、普通に考えると、灯台ではないが、助ける . . . 本文を読む
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