この作家のKITE RUNNERは、2012年に私が読んだ洋書のベスト1だった。その時の感想と似てるのだが、固有名詞、情景描写、現地の言葉に少し悩まされた。
一方、アフガニスタンという国からこれほどすぐれた作品が出てきたことに対して、再度、驚きとともに、読了の満足感のようなものを感じた。
今回の作品は、アフガニスタンに生まれた二人の女性の物語だ。
第一章は、MARIAMの子供時代と悲劇の話に . . . 本文を読む
比較的、辞書を引かなくても読めた2作品の後のせいか、少し大変に感じた。
446ページで、154個なので、3ページに一つなので、それほどでもないようだが、情景描写もあり、インド方面の言葉でなじみのうすいものも多く感じた。
また、アフガニスタンの言葉のままで、意味は想像するしかないのや、固有名詞も多々あった。
①maid:女中という意味だが、「The Maids」,Jean Genetの戯曲で、 . . . 本文を読む