図書館のおすすめコーナーで見つけて、読んでみた。
8人の作家の傑作選だ。その中で知っているのは、森村誠一くらいだった。
どれも、ちょっと、違った雰囲気なので面白く読めた。
大自然の中で繰り広げられる謎と殺意と愛憎に満ちた山岳ドラマ
とのうたい文句にひきつけられた。
一番印象に残っているのは、「悪女の谷」だろうか。
同じ職場の二人の山ガールの一人を捨てて、もう一人に移った男が、
新しい彼女に誘われて沢登をする。
初心者には難しい沢登りをするのだが、頂上で、捨てた元カノと
待ち合わせているという。
結局、二人は遅くなり、待ち合わせた頂上には行けなかったが、翌日、元カノは死体で見つかる。
自殺か?他殺か?
待ち合わせた頂上に行って殺害するには、4時間以上必要だが、二人は30分しか
離れていなかった。
ネタ晴らしをすると、初心者の男にわからないように違うルートを歩いて、殺害
したのだが、元カノを殺した動機が、独占欲。又、元カノに戻らないようにした。
というのだから、本当にあったら怖い動機だった。
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