ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

漂砂のうたう(木内昇)

2021年11月06日 | 時代劇はミステリー

木内昇の直木賞受賞作「漂砂のうたう」を読んでみた。

重苦しい雰囲気の時代の中で、希望が見いだせるのか、
いったい、何を言いたいのか、非常に難しく考えてしまう
作品だった。

時は、明治維新によって、侍がなくなった時代。
西郷は、戦うことで、生きることを決断した。

そんな時代、新しい時代に、どう生きるか、ひとりひとりが、
自分の生き方を考えなければならない、見直さなければ
ならない時代だった。

その時代の雰囲気をよく、表現しているのだが、最後まで、
あまり、楽しい気分にはなれない作品だったような気がする。

やはり、時代劇と言えば、とにもかくにも、剣劇やら、
すかっとしたいという気持ちが強いのかも知れない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« A LITTLE YELLOW DOG(WALTER ... | トップ | サイレント・ジョー(T・ジェ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時代劇はミステリー」カテゴリの最新記事