★飛び込み記事です★
さぁ、学んだ後は、自らも体験しました。
先ずは道具を開き、並べて、その手触りを試してみます。
そして、石を選びます。小さくとも持ち重りのする石です。自分の心にとまる、島影のような岩を、私は選びました。
石を手に持ち、盆に向かい、躊躇が生まれます(苦笑)。これを、どこに立てるのか?
手元でも上でもない…その時、一つの風景が自分に見えて、石の立つべき位置が決まりました。
秋のススキの原を抜ければ、岬の島影。冴える月に揺れる風。
島影にある留め石は黒く添うだろう、地砂は秋を、波にその表を洗われているのではなかろうか。こうして生まれたのが、最初の写真です。
ススキを打つのは、なかなか難しい(苦笑)…こういう動きを私の手がするのは、初めてかと思います。
雁の羽根で、幾度も白砂を打ち、月を生み出すのは、さらに難しく感じました。球は人の心で、月になるのだと、ふっと聴こえるようでした。
セルクルのような器具を引き上げる時、自分の指は、わずかに揺れました(苦笑)。
最後に、自分は月の光が伸びゆく風に乗る様を思って、空に砂を打ちました。
ここまで、と思い、羽根を置きました。
天井の照明、大きなガラス窓の反射光が、少し画面の左右に映り込んでいます(縦方向の白)が、こちらが私の初めての盆石です。静かな気持ちになれました。
この後、丁寧に片付けを体験しました。そこまでが盆石の一連の流れです。
特別に、家元の手で、湖面が水の渦となり、そこから、雪渓が生まれる、一連の盆石は、まさに流転を感じました。作品集を拝見し、今では砂を止める技術によって作れる壁画の存在も知りました。
西洋にサンド・アート(砂絵)という手法があります。アニメーションのように感じる手で、それとは全く違う盆石の捉え方も、興味深かったです。良い学びの時間でした。ありがとう。
▪️ザ・ゲートホテル雷門 三周年記念イベント、和州遠山流盆石 体験にて
この日の夕食も、のんびりとさせてもらった、東京プチ・バカンスの一泊二日でした。その食記事はまた日を改めて。
★ここまで飛び込み記事でした★
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