トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ニイニイゼミ初見

2016-07-02 | 小父のお隣さん
 ニイニイゼミの初見日となった今日の最高気温は31℃だ。当地でニイニイゼミの初鳴きのニュースは1週間も前だったが、小生、まだ鳴き声を聞いていない。クマゼミも鳴いたという情報を今日得たけれど、小生の生活圏では聞いていない。

隔週レポート4(6月分)

2016-07-02 | 小父のお隣さん
 保護飼育14週目
 個体サイズは大きくても45mm程度で、体長の増大は少ない。エラの消失した個体も見られ飼育槽の側面に登る個体もいる。陸上生活は可能なのだろうが、まだ水中の方が居心地が良いように見える。
 裏返って弱ったような個体も出てきたので理由を探したら手足が無い。元気にしている個体にも手足の欠損した個体が目立つ。どういう訳か、成長の良い飼育槽で欠損個体は少なく成長の遅い飼育槽に欠損個体が多いのである。推定だが飼育密度と関連がありそうだ。給餌量が少ない事も考えられるからアカムシキューブ6個に増量した。
    手足も命も失う個体出た       上陸する個体も見られる
 
 保護飼育16週目
 放生始める。水中生活から離れる個体が増えたからエラが消失し体色が黒くなった個体50匹を採卵地に放生した。順次放生しながら最終的に6月いっぱいで飼育を終える。月末になってもエラの消失しない個体は谷地の電気柵で猪の侵入を防いでいる保護池に移動させる予定。
             放生体       放生
 
 保護飼育18週目(全て放生)
 生育個体差は縮まらないが、エラが消失し黒色化した個体は採卵地へ放生、まだ水中生活が必要なグループは電気柵で囲った生息域の保護池に移し飼育給餌のない自然環境下に変えた。他の飼育槽の個体も全て同様に放生とし今期の飼育は終了した。


※トロル記
 卵塊の保護回収に同行した折り、生息環境は「こういう所か…」と認識できたが、御多分に漏れず手が入らなくなった里山の荒廃ぶりと猪の蹂躙ぶりは当地と同じだった。
 現地は高速で数時間も要するし、この点と自分の年齢を考慮すれば再度の保護回収同行や、今回出来なかった放生の同行など難しくなるばかりだ。まあ、自分のフイールドでセッセと精をだすのがベストなのだろう。
 数年前にアップしたのだが、棚田で畦塗り中に泥水の中で幼生を見ている。これはサンショウウオだったのかアカハライモリだったのか見失って確認できなかった。今になって悔やまれる。