トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二枚貝飼育事始め

2016-07-18 | 今日は真面目に
 調和水槽に切り替えた事で、より自然な生物層に近づくかと次兄がカラスガイとシジミを送ってくれた。「送った」と電話があった時から大急ぎで受け入れ準備をする。宅配便で20時間ほど要して小さなタンクで送られてくるので「厳しいかな…」と思いつつ、電池式のエアーポンプで回復槽の水に十分な酸素濃度を確保して受け入れ準備とした。
 肝心の調和水槽(池)は連日30℃前後の気温のせいで濁りが激しくなり、水深40㎝の底の状態も分からなくなってしまった。水を濁す原因は不明のまま二枚貝を投入出来ないから、お役御免として不燃物に出す予定だったウオータークリーナーを再使用する事にした。
 濾過と溶存酸素量の向上が期待できるのだが、一方では稚魚や微生物の減少も懸念される。とは言え夏場の水質悪化は全滅に通じるから最悪の事態回避は第一選択肢である。
 二枚貝の飼育はデリケートで餌の確保がカギなのは拝見する情報にあまたあったけれど、決定策が無い。今回の曝気回復槽には珪藻類の代用としてビール酵母の錠剤を入れておく。池に移し替えたらビール酵母とえひめAIの澱を代用食で与えてみようと思っている。
 調和水槽に切り替えた時に投入したドブ貝は水底を手探りして取りだしてみたら二個は生存していた。ほぼ4カ月生存しているから酸素濃度を上げ水質を改善すれば夏を越せるのかどうか…。ドブ貝より水質の良い水田水路に居たカラスガイとシジミはどうなのだろう。まあ、二枚貝など味噌汁の具材でしかなかった小生が繁殖にまで挑戦とは恐れ多い事ではある。
 こう言う事も「病、膏肓に入る」とでも言うのだろうか…。