
記憶の中では、単なる小川のほとりに自生する植物で、お盆の頃に「盆花採ってこいや」と婆さんから言われ、仏壇に飾る花程度の認識だった植物である。
それが今では水辺環境に欠かせない植物で、記憶の中の単なる景観植物から生態系を維持するのに大切な位置を占めている植物へと認識が変わった。これはS先生に教えられた事に由るのだけれど、水見回りの折々、花に目をやれば小さな生物が入れ代わり立ち代わり立ち寄っている。そういえば「セイボウ」を初めて見たのもミソハギで、他の珍しい蜂も来訪するとの事だが、小生に分かるかどうか…、きっと分からないだろう。