トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボ池の取水堰

2016-07-08 | 水辺環境の保全
 トンボ池の水源は、降雨なら沢筋に出水するが、平常は泥水池1からの分水に頼っている。その分水と沢筋の流水を堰き止めてトンボ池に送水しているのが写真の小さな堰である。
 設えてから10年も経過し、その間に丸太の仕切りに建築廃材のコンクリート板を押さえに用いたりしながら補修しつつ機能させてきた。
 一方で、丸太での仕切りは下部から漏水を容易にしてしまうので水見回りでの点検部でもあった。今回、基本構成は変わらないが、丸太仕切りの前に厚板を埋め込み、これで漏水を置きにくくしようと試みる。板を立てて埋めた方が仕切り機能が良好なのは経験値で理解しているが、板だけだと流れ出る水流が基礎を穿ってしまうリスクも生じる。
 今回の設えで、板、丸太、コンクリート板の3段階になったから漏水するリスクは減っただろう。ただ、出水時のオーバーフローで堰の両側が浸食されているので玉石などで補強せねばならない。真夏日のこの日、そこまで行う気力は無かった。
              ➡  見かけは分かり難い