トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「小父も歩けば稀に当たる」

2016-07-22 | 小父のお隣さん
 作業の前後は水見回り。と言うよりトンボ探しが主なようなものだ。連日、決まった時間帯の見回りだからその前後に活動時間帯を持つ種には逢えない理屈だが、時折は朝夕が活動時間帯になるマルタンヤンマに出会う時もある。まあ、年に1度程度だから七夕様の同類だろう。
 さて、今日の稀種は氏素性不明のイトトンボだ。先日に羽化直後と思われる小型のイトトンボを見ているのだが体長から同種ではないかと思ったものの根拠は無いに等しい。それでも交尾中だったから産卵はしてくれるのだろうが、周囲に捕食者は多く生息しているだけに大変だろうことは容易に想像が付く。
 体長35mm程度のイトトンボでは飛翔能力もおぼつかない。どこから飛翔してきたのか風が運んだのかは不明だけれど、これよりサイズが10mmほど大きいキイトトンボは稀に見る個体数で「待てば海路の日和あり」と言うより「待てば開路の日和あり」と言う事であろうか…。
            先日の個体     今回の種

三日月池刈り払い

2016-07-22 | 水辺環境の保全
 今日の最高気温34℃、木陰に居さえすれば快適だったが。刈り払いを終え涼もうと木陰に入ってからも汗の出る事出る事、作業中よりも発汗した感じだった。熱中症予防のため、起床時から出かけるまでに深蒸し茶二杯は飲んで、作業前に梅干し入り麦茶を飲み塩飴を口に入れる。とにもかくにも発汗に備えて体内にたっぷりと汗の材料を溜めておくのが熱中症予防の心がけである。
 前日に刈り残した台地の不整地面を刈り払い、続けて三日月池の周囲を刈った。この池には自ら歩いてきたのか放生されたのか不明だかウシガエルが生息するようになって、日中に鳴き声が周囲に響く。水見回り中に池の縁から飛び込んだ生物がいて、音の大きさから「ヒキガエルか?」と一旦は思ったものの水辺に来たとしても飛び込むほどせっかちでは無いと思いなおした。後日、鳴き声を聞き、ウシガエルだったかと判明した次第である。
 三日月池の刈り払い、周回路を設えてあったのだが猪に寄る掘り返しで崩され泥地と変わっていた。まあ、この周回路、泥浚いするために設えた通路だから、泥浚いして盛り上げれば良いだろう。
 さて、作業結果はと言うと、水面が明らかになり、上部を覆っていた若竹も徐竹したから目に触れやすくなったはずである。小さい池だがトンボ類は言うに及ばず、カルガモ、カワセミもやってくるから放置も出来ない。
      水面が覆われた  ➡  開放された(反対方向から)