トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

よくまあ漏水孔が現れる事よ!

2017-05-12 | 水辺環境の保全
 毎日、最初の活動は水見回りで、下流部から巡回していくのだが二つ池が大きく減水していた。上の棚からの水落ち口は音を立てているから通常量だと理解できて、もう漏水しか判断の選択肢は無い。

 水底が顕わになった、その水際線に沿い漏水孔の確認をしていくとやはり顕在化していた。ソーセージの径程度の漏水孔でも、流入水より喪失量が多いはずだからひとたまりもない。一旦、道具小屋へスコップを取りに戻り、漏水部を深く掘り取り再度踏み固め一丁上がりとなる。

 漏水により減水した事で確認できた事は「ニホンアカガエル」のオタマジャクシが結構の数育っていた事だった。孵化させ給餌開始してから放生したのだが翌朝には全く姿を確認できず、すべて捕食され尽くしたと思っていたのである。
 そのオタマジャクシが大豆程度まで体を大きくして逃げまどっていた。こうなると湛水は第一優先度になる。

 土嚢積みで腰に不安が出てきたから、この日はおチビちゃんらのキッチンセットを更新する心算だったが、人様の事は最優先の後回しで、泥土とのお付き合いが続く。
 もう泥とはいい加減ドロンしたいが、その時は文字通り水辺共々「ドロン死体」だろうから痛しかゆしのなすすべ無しの泥沼なのである。
 まあ、こんな日々でも「今が一番良い日」なのだろう。ネイティブ・アメリカンの「今日は良い日だ」の深淵と何となく繋がった気もする。蒙古斑もあることだし…。
         水が無い      漏水部