トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アカボシゴマダラ、迷蝶なのか不当移入種なのか…

2017-08-05 | 小父のお隣さん
 駐車場の簡易トイレの屋根にアカボシゴマダラがいた。ケータイでは非力と思いデジカメを出してみたのだが、これ以上はアップ出来ず少々ガッカリだが、アカボシゴマダラである事は確認できる。

 今期はこれで3度目の遭遇になったか…。当地で繁殖しているかどうかは承知していないものの、図鑑での分布域は「九州(奄美大島)」と標示されているから迷蝶として発見されるのだろうか。
 食草はクワノハエノキとなっていて、フイールドにはエノキの木立は用意してあるもののクワノハエノキは存在していないはずだ。でも背景の樹種はエノキだし、今まで対面できたのはエノキの木立周辺だけなのだ。
 クワノハエノキしか食べず、代用食としてエノキは用をなさぬなら繁殖は無理なので「迷蝶」が妥当なのかと思っているが、ご対面できるのは理由は何でも有難い。

PS:図鑑の情報しかないのでネットで検索してみたら「一大事」の可能性がある蝶だと判明した。関東圏で繁殖拡大が確認された不当移入種に相当する系統かもしれないのだ。
 解説には「エノキが食草」とあり、小生の観察域と合致する。南方種と大陸種の判別は容易なようなので、今度遭遇したら捕獲して博物館で鑑別してもらう心算だ。当県での目撃情報もネットに載っていたので珍しくはなくなったのかも…。
 エノキ林にオオムラサキが繁殖する前に不当移入種が繁殖ではあんまりである。

西の段5、刈り払いは前払いで…

2017-08-05 | 今日は真面目に
 今期三回目になるのか、拠点西側の最下段5を刈り払いする。この日の最高気温は32℃で木漏れ日下とは言え風も無いとすぐ汗が噴き出してくる。
 アズマネザサのシュートは膝丈になっており、分岐して株状になったものはバレーボール程の体積に育っている。耕作地で放棄された跡にアズマネザサが密集してしまった区域なので、周年、ネザサ刈りが欠かせない。

 刈り払いを続け実生の雑木林へ誘導中なのだが、ネザサの根絶は不可能だから雑木林が完成してもネザサ刈りは止めることが出来ない。経済活動ではないものの「対価の支払い」は厳然として存在している。
 「前払い」していなければ「乗っ取られる」だけなのである。

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