
ところが、今日の水見回りで上棚隣組の出穂状況を見ていたら、その虫があちこちの穂に居るではないか。農家出身の小生はこれだけで氷解した。「斑点米カメムシの仲間だ」と。
手元の昆虫図鑑には対象が載っておらず、ネットで検索したら「斑点米カメムシ」の一種、クモヘリカメムシは写真があったが同定には至らず。
ここで種類の多さに驚いたのだが「田圃の周囲の草刈りを念入りにしてカメムシを防ぐ」方法については、農家出身の小生は先刻承知だったものの、「虫の姿」までは知らなかったのだ。
郷里を後にしてから稲作とは全く無縁な職業だったけれど、雑学として経験は残っていた。斑点米は少なくてもコメの等級を大きく落とす原因になるのだが、最近は選別能力が向上し「二段階選別」で斑点米をほぼゼロに出来るまでになったとか。これも雑学の内で役には立たない。