トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

キミノバンジロウを定植

2017-08-15 | 今日は真面目に
 一昨年、S先生が発芽させた小苗を譲り受けポットに移植し、鉢底から白根が見えた頃に大きいサイズのポットに鉢替えする事三度、ロングポットからも白根が出てきたし暑い盛りに自宅を留守にする用もあって、水切れが心配なので適期では無いと承知しつつ先日定植した。

 十分な植穴を掘り、カブトムシの幼虫を育てた蓄養槽から堆肥となった腐食物を投入、土に混ぜて水決めし支柱を打って終了である。たかだか4本定植しただけなのだが全身汗びっしょりで、もう帰ろうかと思いつつも、昨年植えた幼樹が夏草に埋もれていくのを見てしまったので坪刈りしてからの帰宅になった。

 作業を終え、沢水で顔を洗い身体を拭き着替えて運転席に座っても座席の背もたれは毎度の事だが汗染みになる。そんな姿でスーパーに立ち寄るのは気が引けるけれど、いったん自宅に戻りシャワーを浴びれば、もう外出はしたくない年齢になっているので致し方ない。

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フェンネルにキアゲハ、おばちゃん達には「アゲハー」

2017-08-15 | 小父のお隣さん
 キアゲハが庭の地上スレスレを飛んでいる。これは産卵行動でしかなく追視していたらミツバでなくフェンネルの若葉に産卵し始めた。
 この若葉は2mを越え結実した株を切り詰めた後に萌芽した若葉なのである。キアゲハに限らず産卵対象の草本木本は若いのが好まれる。大きな株より小さな株が好まれる。新鮮で柔らかい食事を与えたいと言う親心なのだろう。

 「本能のままに」と結論付けるのは容易だけれど、フェンネルとミツバが用意されていても両方同様に産卵していくのは見た事が無く、幼虫は「どちらにも居た」事があるが稀である。早い話、その折々で選択しているのは信じて疑わない。
 つまるところ、蝶でも「親心はある」と言うのが小生の非科学的見解なのだ。ところが全て納得しているかと言うと納得していない。終齢幼虫は確認できても蛹を見た事が無いのだ。食草から移動して蛹化するのはジャコウアゲハで三桁を超える数を見ているが、キアゲハは見ていない。

 周年、アプローチ付近のカタバミを飛び回っているヤマトシジミは、小さいから幼虫も蛹も探した事は無い。こういうのは差別では無く、遠視と乱視で見えにくいから避けているだけ…である。
 食草は排除していないので、結局は草茫々の「荒れた庭」が創出され、外壁は10年来のジャコウアゲハの蛹や抜け殻が三々五々、まあ、周年お化け屋敷で、勧誘のおばちゃん達は悲鳴と共に逃げて行くわい。
 端的に言えば、自家防衛システムで「アゲハー」である。

         新鮮卵           幼虫