トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

卵塊は更に増えて33…

2019-03-07 | 小父のお隣さん
 トンボ池卵塊が集中する一角には物見遊山のグループが集中して水際はグチュグチュになってしまった。毎度の事なのだが「環境を傷めている」なんて自覚は無いのが環境教育団体の習い性なのである。
 これからヒキガエルの産卵もあるからオタマジャクシの期間が終わり姿が見えなくなる4月中までは踏圧被害を受け続ける。そのあとはメダカを追って池の周囲全般が踏圧被害に晒される。今季はアカガエルの産卵が早かったせいもあり被害状況は例年の比ではないだろう。

 水辺水際線の植生は陸と水辺を行き来する生物にとって大事な場所で、そこが裸地にされてしまっては隠れる術も身を守る術も無くなってしまう。この事を引率者に説明しても分からないのか見物を優先させるためか通じない。
 ここはやはりロープを張り巡らして接近を防ぐしかないと、意地悪なようだけれどロープを張る決心をした。会友のMさんは「看板を立てたら…」といつも薦めるのだが看板で思い直すような人は少なく腹も立つだけである。

 何時もの水見廻りでトンボ池に新たに4卵塊、棚田に1卵塊を見出した。トンボ池の4卵塊は水草に紛れて気が付かなかったらしく、既に孵化が始まっていた。これで今日の発見は5卵塊、既に数えた28塊に加えると33卵塊になる。予想外の大量産卵になったが、産卵場所と成体の棲める水辺周辺の草叢を維持してきた甲斐があったと言うものだ。

           棚田の卵塊         トンボ池の卵塊