トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ホトホト困ったトホホギス…

2019-03-18 | 蝶の食草園
 食草園にホトトギスの群落が欲しくて林道の土砂に発芽したホトトギスを直接移植したりポットで養成したりしたのち定植していたがことごとく失敗した。その原因は威之志士様の掘り返しにある。周囲と少しでも状況が異なると興味津々なのか卑しい極みなのか承知してはいないけれど掘り起こして枯らしてしまう。

 何年か試みてここ数年は採種して採り播きしているけれど発芽が無い。これでは一株すら用意できないのでホトホト困って思案の末、庭のホトトギスを移植した。
 もともとはフイールドのホトトギスを導入してその種子で繁殖した株だから、いわば二世か三世の里帰りみたいなものである。

 これで威之志士様がちょっかいを出すか出さないか知る由もないけれど、山は筍の最盛期に入る。わざわざ谷地まで降りてこんでも良かろうて。それでも今夜が心配なので池の泥土で「水決め」ならぬ「泥決め」をきめこみ、臭いをうやむやにしてみたが、さてどうなる事やら。

 ホトトギスを植えるのはルリタテハの食草にしたいがためなのだが、付近にはサルトリイバラが多くあってホトトギスが無くても世代をつなげる環境でもある。それでも林道擁壁の苔の中から芽生えたホトトギスに幼虫を見る事もあるから、しっかりとした大株でたらふくご飯を喰わせたいお爺心なのだ。まあ、こう言えば聞こえは良く慈悲心溢れるお爺に見える・・・。

 ポット養成株    掘り上げ株  ➡   定植