現地の五月始め、寄宿先となるの庭で満開だったハナタネツケバナは下旬にはちらほらとしか見る事が出来ず楽しみにしていた小生としてはガッカリしたのだった。日本では北海道の湿原でしか見られないと聞いているから貴重種なのだろう。
そんな野草が芝生の庭全面を覆い尽くすように咲き誇っている景観はぜひとも見たい風景だったのだが「時期すでに遅し!」で、日本的に言えば「遅かりし由良助…」なのだった。
それでも数株は見る事も撮影する事も出来て魅力の片りんは味わえたのだった。外野的に観れば何のことは無い白い小さい花でしかないけれど、北国の春を告げる妖精に思えるのは小生の穿ち過ぎであろうか…。