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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ツバメ飛来した

2019-03-25 | 小父のお隣さん
 桜が咲く頃になるとツバメを発見するのが楽しみである。日中はフイールドが多いから市街地のツバメとは種類が違うものの季節の到来を実感できる。
 25日、自宅からフイールドに向かう車中でツバメの飛翔を見た。つがいではなさそうで離れた位置で飛ぶ方向も異なっていた。もう何週間かすれば泥水地に巣材の土を採りに来るツバメも現れる。近くの集落の田圃の耕転は巣材の土が欲しくなる頃より遅いし乾田での耕転では巣材もとり難いだろう。

 ツバメがやってきたがジョウビタキはまだ帰らない。何時頃から見えなくなるのか気になってくるがジョウビタキが見えなくなる頃にはトンボの初陣が始まる。
 そういえばトンボの保護地になっている池ではすでにベッコウトンボが発生したと新聞記事にあった。

親蔓は近くにあるはず…

2019-03-25 | 感じるままの回り道
 この日も沈泥池の水際でキジョランの種子を見つけた。今年は目にする数が多く既に14個ほどを集めた。たまたま湿った場所に落ち浮揚てきなくて定着してしまった種だろうが、羽毛が濡れなかった種子は止まるはずもない。この種子の飛行は本当に軽やかなのである。種子を外した羽毛部は室内では漂い続ける埃みたいになる。

 この着地した種子を見たのは10数年も前に尾根を越えた沢で棚田の再生を行っている時で、この時も水辺であった。上昇気流が弱くても浮遊し漂う力はある種子だから遠くから飛んできた可能性が無い訳でもないけれど、まとまって落ちている事から「きっと近くに親蔓はあるはず」なのであろう。発見したいが、そのためには山域を彷徨しなければならず、足元の作業が気になってなかなか彷徨は出来にくい。

 今回採集した種子の半分は自宅で採り播き、残りは同様な保全活動をしている兄へ3年生の苗とともに送った。どちらもアサギマダラの隠れファンなのであるが、まあ、隠れファンが隠しプレゼントを用意する構図か、いいえ好事家…。しかしながら当のスターは気まぐれで、それでも今期は蛹を見せた。
 「ただ蛹」と言う莫れ、本当に魅せる蛹だったのだ。