GITANESを沢山ケーキに逆立てて
さあ火を点けよう。
それとは無関係に・・・。
さてクリスマスイブである。
私の人生においてどんなクリスマスイブの思い出が
あったかを思い出そうとしてみたが、どうもうまくいかない。
なんとなく思い出すことはあっても、本当にそれが
24日なのか、ひょっとしたら25日だったのか
はたまた23日だったのかもオボロゲである。
子どもの頃にケーキを買ってもらえたことを上回るような
記憶はないことだけは確かである(ケーキはあったが、
プレゼントなど買ってもらえなかった)。
最近になるとますますクリスマスの重要性は薄れるばかりで、
とうとう昨日の23日など、てっきり24日だと思い込んでいた。
それでもまったく困らないのだから大したもんである。
小学生の頃から、家でクリスマスパーティーなんかを開いている
友達の家が限りなく羨ましく、
「オトナになったら、絶対に自分の家でもパーティーを
やるんだい!レディーボーデンも全部食うんだい!」と固く心に誓った
ものだが、そんなこともすっかり忘れがちになっている。
そしてそれは別にいやな訳ではなくて、至極自然なことであろうと
自分では感じる。
今日のイブは、普通に普通のばんめしを食べて、
食後にアイスコーヒーを飲んで、本を読みながら
不本意ではあるがウトウト寝てしまい、目が覚めて慌ててフロに飛び込み
そして本格的に本を読んで、布団に入って本を読んで
意識が途絶えそうな瞬間に照明を落として寝るだろう。
そうに違いない。
そして明日の25日も普通に出勤し、普通に仕事をする。
帰宅して普通に普通のばんめしを食べて、
食後にアイスコーヒーを飲んで、本を読みながら
不本意ではあるがウトウト寝てしまい、目が覚めて慌ててフロに飛び込み
そして本格的に本を読んで、布団に入って本を読んで
意識が途絶えそうな瞬間に照明を落として寝る。
26日の朝目覚めたら普通に出社して仕事をして、
あとは24日も25日も26日も変わりはない。
普通だ。
普通で充分面白い。
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