GITANESを線香代わりに。
それとは無関係に・・・。
老いた祖父母の世話を手分けしながらやり、二人の死をきっちり
見届けた父だったが、その父も後を追うようになくなった。
この秋にもう13回忌となる。
父の配偶者たる私の母は認知症も進み、寝たきりであるので
法事の世話などできない。
また、長男である私の兄も数年前に亡くなった。
ということで、こういう法事の世話は必然的に私の担当となる。
私の担当になる ということはどういうことかというと
「あ!!!おじい・おばあの13回忌忘れてた!!」(おじい・おばあは半年違いで亡くなった)
という事態につながるのだ、きっちり。
で、寺の和尚に相談した。
「父の13回忌をこの秋にお願いしたいんですけど」
「はいはい、お父様のね」
「で・・・実はじいちゃんばあちゃんの13回忌を忘れてまして・・・」
「あ!、そうでしたな。」
和尚は解決策を編み出した。
「じゃあこうしましょう。1年ほども早いけど、おじいさんおばあさんは
17回忌として、お父様は13回忌として、一緒にやってしまいますか?」
「え、そんなのできるんですか?」
「やったことないですけどね、ははは!供養というのは気持ちのことですから
やるならば本当はいつでもいいわけですよ、大丈夫。三つ同時にやりましょう」
という提案に乗った。
喩えは悪いが、不幸にして大勢亡くなった事故などの合同慰霊祭もあるのだから
ファミリーの合同法事も可能だろう。
要は、我々親類がどう考えるかだ。
昔はどうだったかわからないが、幸いにして現在の私の親戚一同は
そういうことにまったくうるさくない。
ということで来週は
「父13、祖父17祖母17回忌」
という行事となる。
毎晩ハンドドリップしたコーヒーを
親父の遺影前に供える。
真夏でも熱いコーヒーでも大丈夫なんだろうか と思うこともあるが
コーヒー好きだったから、多分大丈夫。
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