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それとは無関係に・・・。
 



GITANESは読書のお供。
それとは無関係に・・・。

意外にこの、本にまつわるカテゴリーの話を読んでいただいている
人が多いようだ。だからあんまり出鱈目も書けない。
かと言って参考になるようなことを書く能力もないので、そのあたりは
「所詮ネットの戯言だ」と、判断していただけると思う。
所詮ネットの、といえば表現知事選挙は、・・・ 略


柚月裕子/あしたの君へ
家裁調査官の物語で短編集。
それぞれも面白いのだが、解説がまた面白い。本編が終わったから
と言って油断してはいけない。
映画のエンドロールが面白いというケースもあるではないか
(ラヂオのじかん のように。)


ソフィー・エナフ/パリ警視庁迷宮捜査班
原題がPoulets grilles であり、翻訳すると「グリルチキン」。
本当かこれ?
読めば確かにそのタイトルでもおかしくないとわかるのだが。
迷宮捜査 というタイトルではテレビのサスペンスドラマとか
推理ものの本のありきたりなイメージで、でもそれなら売れる
んだろうなあとは思う。
内容は面白い。人生初のポケミスだった。

石井千湖/この山を見よ
作家他の書斎や仕事場の画像とインタビュー。
山というのは「積ん読」を指す。
積んでない書斎などあり得ないと個人的には思っている。
そういう嗜好であるとか、本を読まない人からすると
未読の本の山を放置するなんて立派な病気ではないかと
感じるだろうが、それを「恐れるな、ほらみんな病気だ。」
と積ん読をけしかける本。だから楽しい。


北方謙三/三国志 二
三国志 となると全部読みたくなるという人は多いだろう。
それでも北方謙三版はやはり別格なのだから読んだ方がいい。
そろそろ万人単位の戦が普通になってきたところ。


某/●●●●の審判
これがまったく面白くなかった。作者もタイトルもごまかしている
から何の参考にもならないだろうが、本当につまらない。
登場人物が何人か、場面を変えて座談するばかりのくだらない
物語。いいたいことがたくさんあるのだろう。セリフを借りて
何事かの説明をずっと続けている小説。
起伏も何もない。苦痛の600ページである。


北方謙三/史記 武帝紀 一
単行本の出版が2009年。
どうして今まで読まなかったのかと考えても、そもそも北方謙三
を読み始めたのがチンギス紀単行本が書店の平積みで目立って
いたからなのだが、とにかくこれを読み始めてよかった。
全7巻・現在まだ二巻の70ページ目だから、12月の本読みは
かなり充実するだろう。
たくさん休みが取れますように。



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