GITANESはジターヌだが、ジタンでいい。
それとは無関係に・・・。
FITZGERALD&PASS...AGAIN
という、エラ・フィッツジェラルド(Vo)と
ジョー・パス(g)のアルバム(今でもアルバムと
いうのだろうか)があって、1977年のグラミー賞の
最優秀ジャズボーカルパフォーマンス賞を獲ったらしいのだが
そんなことには関係なく、最近気に入ってよく聴いている。
クルマで聴くときはエアコンの音が気にならないように
暑いのをやや我慢しながら聴く。もしくはボリュームを
大きめにする。
何曲か目に
'Tis Autumn
というのがあり、このアルバムが気に入っているというより
実際にはこの曲を中心にたびたび聴いている。
で、この曲を知ってからかなり長い期間
「'Tis って何だろう?」と疑問に思っていた。
疑問を疑問のまま放置するのは良くないのは分かっているが
すぐさま調べるのもなかなか面倒なものだ。
おまけに、この曲を知ったころにはまだスマホなんてものが
なかった。パソコンもインターネットも存在していたから
それで調べることはできたのだろうが、パソコンを
触っているときはそんな曲のタイトルについての疑問なんて
忘れてしまっていた。
やっと昨年「そういえば、あれって何だったんだろう?」
と、スマホをいじっているときにその疑問を思い出し
調べてみた。もちろん呆気なく解決した。
'Tis は It is のことだった(アポストロフィはあっても
なくてもいいらしい)。
なんでもかんでも短縮しやがって!と思ったが、さらに
調べると、これはやや古い(古風な)短縮の表現で
詩や文学作品で使用されるとのこと(完全にネットの受け売り)。
そう言われたら「おお、文学的なのだな。確かに曲調に
合っていて・・・」とすぐに思い込むあたり、本当に
我ながら単純な人間である。
ぜひご一聴を。