ウリパパの日記

自由気ままに・・・

紅葉の安達太良山登山(2) 安達太良山頂からの展望 2020.10.16

2020-10-17 19:42:14 | 山登り

安達太良山頂で30分ほど朝食休憩しながら、周囲の展望を見渡します。決して遠望マニアではありませんが、山頂に立つと周囲の山を同定する習慣があるようです。山の名前を聞かれたりすると嬉しくなってあれこれ説明を始めてしまうのです(汗)。二つのコンデジでたくさんの写真を撮ってきたので一部を紹介します。

 

南には和尚山。その先に八溝山や筑波山が見える方角です。昨日は関東地方は低い雲に覆われ、しかも逆光になるため、この方面は遠望できませんでした。

 

南から南西にかけては猪苗代湖の先に、那須、日光、尾瀬方面の山々を遠望。昨日は終日この方面の山並みを鮮明に見ることができました。秋も深まり空気が澄んできた証拠です。

 

那須連山をズーム。左から茶臼岳、三本槍岳、三角形の山は旭岳、その右に大倉山、三倉山と連なります。

 

120km先の日光連山も明瞭に見えています。左から女峰山、太郎山、そして関東地方最高峰の日光白根山のピーク。男体山は女峰山に重なって見えないようです。

 

南西から西にかけては尾瀬から越後の山が連なります。

 

ピラミッド状に見える山は東北の最高峰である燧ケ岳。写真をズームすると双峰の山頂を認識できます。110km以上離れているのでさすがに肉眼では双方の確認は難しいです。燧ケ岳右の鞍部の先に姿を見せているのは至仏山。安達太良山から125km離れています。その右側の台地状の山は会津駒ケ岳から三岩岳にかけての峰々。写真の右端は平ヶ岳。

 

さらに西側の博士岳(手前)の奥には会津朝日岳のピーク。その右奥には越後駒ケ岳、左奥には荒沢岳方面が見えています。

 

西南西には会津盆地を見下ろし、その先には毛猛岳から浅草岳(高森山の先)、磐梯山の裾野の先には守門岳を遠望します。

 

会津盆地と浅草岳を少しだけズーム。

 

そして西側には雄大な磐梯山。その左奥には守門岳、右奥には鍋倉山から日本平山が見えています。

 

西から北西にかけては、磐梯山、飯豊連峰、そして西吾妻山にかけてのパノラマ。

 

まずは磐梯山をズーム。右手前は櫛ヶ峰。この方面の紅葉は既に終わっています。

 

大日岳から飯豊山にかけての飯豊連峰をズーム。雄大な姿です。まもなく飯豊山も冠雪するのではないでしょうか。

 

北西から北にかけては西吾妻山、中吾妻山、東吾妻山、一切経山と吾妻連山が連なります。

 

左から西大嶺、西吾妻山、手前には中吾妻山。

 

雄大な東吾妻山。左奥は東大嶺、右奥は前大嶺。

 

右奥は10月4日に登った一切経山。そこから手前に高山、箕輪山(写真の右)、手前の鉄山と稜線が南北に連なり、安達太良山を経由して南の和尚山へと連なります。これらの山を一日かけて縦走するハイカーもいるとか・・・

 

北側には蔵王連山、その手前に福島平野が広がります。

 

手前の紅葉と蔵王連山をズーム。最高峰の熊野岳から苅田岳、杉ヶ峰、屏風岳と1700m~1800mの峰々が連なります。蔵王連山の左奥には北泉ヶ岳と泉ヶ岳。

 

北泉ヶ岳と泉ヶ岳をズーム。仙台の北西に位置し安達太良山からは100km弱離れています。ここまで登ると、前の記事で紹介した薬師岳から見た姿よりも山容がはっきりと見えてきます。写真右は青麻山。地図で調べると、これらの山の間の遥か彼方に岩手県の早池峰山があります。距離は240km離れているので、冬場に遠望できる可能性はありそうです。

 

最後は福島市と信夫山。宮城県の先の遥か彼方を目を凝らしてみると、うっすらと牡鹿半島の山々から金華山方面が見えています。デジタル一眼が欲しいところですが、コンデジ写真をモノトーンでコントラストつけてみました。ブログに掲載すると画質が落ちるため分かりにくくなってしまいます。うっすらと石巻湾の先の山々が写っています。

東から南にかけての阿武隈山地方面は目立つ山が無く、いつも紹介を省略してしまいます(今回も同じです)。逆光になるため、山座同定のモチベ―ションがあがらないというのも理由かもしれません。

270度?の展望を楽しむうちに、山頂は登山客で混み合ってきました。そろそろ下山することにします。紅葉の中を歩きたいので、矢筈森で沼ノ平を見てから、くろがね小屋経由で下ることにします(さらに続く)。

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紅葉の安達太良山登山(1) 奥岳登山口から薬師岳経由で山頂へ 2020.10.16

2020-10-17 12:39:46 | 山登り

昨日は会社の休日でした。東北地方は移動性高気圧の圏内で日中は天気が良さそうです。先週末の登山(霧で視界ゼロ)のリベンジを図るべく、早起きして福島県へ向かいました。この1週間で紅葉は1300m前後まで下ってきていると予想。ピークは過ぎたはいえ、磐梯山より安達太良山のほうが色付きが良さそうな感触なので、後者を選択しました。

混雑が予想されるので、いつもより若干早い4時30分に友部のアパートを出発。最高速度100km/hに抑えた超安全運転で常磐自動車道と磐越自動車道を北上します。茨城県や福島県の浜通りは雲に覆われていましたが、郡山が近づくにつれて北西方面に青空が見えてきました。7時過ぎに奥岳登山口に到着。驚いたことに既に50台以上の車がとまっていました。

 

標高950mの奥岳登山口から見上げた薬師岳方面の紅葉。既に見頃となっていて予想よりも紅葉前線の南下のスピードが早そうです。上空は北西側は青空、南東側が曇り空。徐々に青空が広がる傾向にあり、30分ほど経てば雲の上から太陽が姿を現しそうです。

 

7時15分。まずは薬師岳めざし、スキー場のリフト沿いを登ります。予想通り日が当たり始めました。

 

リフトの終点付近から見上げる薬師岳の紅葉。標高1200mあたりから木々の色づきが鮮やかになります。

 

五葉松平に出ると低木が多くなるため、一気に視界が広がります。

 

五葉松の先に安達太良山山頂が見えました。紅葉が美しい。

 

8時前に標高1350mの薬師岳に到着。安達太良山のピーク、鉄山、箕輪山を遠望。安達太良山の東斜面には終盤を迎えた紅葉の大パノラマです。赤色よりは黄金色が主役。霧の中を登った1週間前が紅葉のだったようです。

 

薬師岳からは吾妻小富士方面が見えます。薬師岳より下の標高1200m前後が紅葉の盛りのようです。

 

紅葉と吾妻小富士をズーム。

 

吾妻小富士の東には蔵王連山。

 

蔵王連山の裾野の先には宮城県の泉ヶ岳と北泉ヶ岳。福島市の北側の青麻山のピークも見えています。

 

再び蔵王連山をズーム。熊野岳、苅田岳、屏風岳、不忘山と南北に連なります。

 

福島市街地を見下ろします。

 

薬師岳南側の紅葉。ロープウエイ沿いの紅葉の発色は鮮やかです。ロープウエイの運行開始は8時30分ですが、試運転が始まっているようです。

 

おなじみの場所でパチリ。正面のピークが安達太良山山頂です。紅葉が終盤を迎えた尾根道を山頂へ向かい歩きます。1週間前のようにぬかるみを気にすることもなく、快適な山歩きです。

 

しばらくは、紅葉が山肌を染めます。

 

渋い赤色が中心。早くも初冬の色づきです。

 

カエデの紅葉が美しい。

 

中間地点から薬師岳を振り返ります。

 

東側の斜面を見下ろします。

 

眼下の福島市をズーム。信夫山や半田山、宮城県の山並み、写真では分かりにくいですが、うっすらと牡鹿半島方面の山まで遠望できます。

 

6月に訪れた時にも見えた金華山と北に連なる鹿半島方面の山をズーム(写真には少しコントラストつけてあります)。

 

標高1500mを超えると一週間前に真っ赤に色づいていた木々は既に葉を落として初冬のたたずまい。稜線を吹く風は冷たく気温は2~3℃と推定されます。日陰には霜や氷が残っているので、朝方は氷点下まで冷え込んだことでしょう。最後のガレ場を登ると山頂が見えてきました。

 

ここから最後の一登りです。

 

振り返ると和尚山方面の紅葉。

 

その東側には猪苗代湖を遠望。次の記事で紹介しますが、那須、日光、尾瀬、新潟県方面の山々まで遠望できます。

 

奥岳登山口から2時間足らず、9時過ぎに標高1700mの安達太良山山頂に到着しました。ロープウエイのお客さんがやってくるまでの間は、3密を気にせず360度の展望を独り占めできそう。暫く展望を楽しみながら朝食休憩としました(続く)

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