ウリパパの日記

自由気ままに・・・

レオナルド・ダ・ヴィンチ展で『受胎告知』を見学

2007-05-01 22:28:15 | 展覧会
パパはGW中。平日のお休みは正月以来です。今日は天気が下り坂のため、上野の東京国立
博物館へ行きました。勿論、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」がお目当てです。

午前11時頃に到着。雨のせいか空いていて待ち時間はゼロ。この名画には13年ぶりのご対面
です。以前ウフィツイ美術館で見たはずなのですが、実はあまり記憶に残っていません。
フィレンツェでは街や教会の至る所に点在するフレスコ画に圧倒され、油彩画もボッティチェリに
感銘したためでしょうか。

でも今回は違います。わざわざウフィツイ美術館の至宝が遠路イタリアからやってきました。
まずは第2会場でダビンチの実像に触れてからと思っていたのですが、現地に着いたら特別5室
へ自然と足が向いてしまいました。入場にあたり、手荷物検査があったのにはびっくりでした。



入り口近くから見た第一印象は予想以上に大きく色が鮮やか! 照明効果のせいでしょうか。
次に、1点消失遠近法や空気遠近法による構図に納得し、大天使ガブリエルとマリア様の表情に
感動です。さらに間近でじっくり観察すると、ガブリエルの羽、足元に乱れ咲く花々、書見台の
彫刻、そして衣服のひだなどの繊細できめ細かい描画に圧倒されます。そして、純潔を意味する
白いユリの花の存在も忘れてはいけません。これが20歳の時の作品というから驚きです。

20分ほど受胎告知を鑑賞した後、第2会場で天才の実像に迫る数々の展示を見学、こちらも堪能
しました。レオナルドの作品である可能性が高いと言われている少年キリスト像のテラコッタが
展示されていました。

途中、2階のミュージアムグッズ売り場の近くで、HITACHIのDIS(デジタルイメージシステム)
の宣伝をしていました。2005年にウフィツィ美術館で撮影したデジタル画像が展示されています。
画像取得にあたっては、作品を傷つけることからスキャナーを使えないため、画面を15分割して
各々を高精細画像技術により撮影・復元し、デジタル処理によりつなぎ目を平坦化して一枚に
統合したそうです。説明員によると、DISの技術により書見台にある聖書の内容が解読できた
と4日前にイタリアから連絡があり、聖書の文字は古代ラテン語であったとのことです。また。
細かく描きこまれた湖畔の町並みについても、今まで美術館の関係者ですら気付かなかった
新たな発見があった、と自慢して語っていました・・・

レオナルド・ダ・ヴィンチ展の詳細は下記を参照
  http://www.leonardo2007.jp/

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