おかんのネタ帳

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湖東の酒蔵を訪ねました!

2006-03-27 23:57:18 | お仕事メモ
良いお天気の今日、仕事で豊郷町 (あの、ヴォーリズ建築の小学校を壊す云々で有名になった町ですね) の酒蔵、「岡村本家」へ行ってきました。安政元年からの、創業160年という酒蔵です。銘柄は「金亀」。彦根藩に仕えた7代目が藩主井伊家より酒蔵を命じられ、8代目から創業したとか。彦根城のことを金亀(こんき)城といったことから、これを銘柄にしたそうです。お話しをお聞きしたのは、12代目となる博之さん。36才。(若い!)
この酒蔵へは3度目かと。酒好きなダンナと、過去に2回来てましたねぇ・・(笑)
今回、「岡村本家さんなんやけど・・」と、某社より取材の依頼があった時も、
「行く、行く! 前にも行ったことあるし~」なんて、思わず言ってました。
酒好きとしては、仕事やけど、ルンルンですよね~。
ウンチクのうるさいダンナは、日本酒の好みもこだわりがあるみたいやけど、普段がビール党の私は、よっぽど飲みにくいもんでない限り、何でもOKです。

前にも書いたけど、5年くらい前に「近江の酒」を某紙面の特集記事で書いたことがあり、その時に、県内の酒蔵を何軒か訪ねました。また、日本酒の種類や、酒造りについても少し勉強したんやけど、あの時に、夫婦で日本酒に目覚めたんですね。
結婚以来 (だから27年前やけど) ダンナは焼酎党です。ビールはお茶代わり。日本酒は嫌いではないけど、飲む機会はあんまりなかったですね。
5年前の取材の時に、ダンナも引き連れて試飲会や「近江銘酒の会」のイベントとかにも参加したんやけど、その時に初めて地元のお酒を飲んだんですね。その頃は、色々買ってきては飲んでみたので、おかげで3ヶ月ほどの間に夫婦で太ってしまいました~
以来、日本酒を買う時は近江の地酒を買っては飲んでます。

今日、うかがった湖東の酒蔵「金亀」さんは、けっこう個性的な味なのかもわかりません。
何より、近代的な設備のある大手酒蔵メーカーと違って、手づくりのプロセスを大事にしているのです。
今回見せてもらった「酒船」には、醪(もろみ)が詰められた白い酒袋が幾つも並び、これを2日かけて、ゆっくりと絞るのだとか。機械化されると半日で絞れるらしいですね。

日本酒は、昔の1級酒、2級酒は普通酒とよばれるもので、今は級がなく、上撰とか呼ばれますね。大吟醸とかの吟醸酒、純米酒などは、特別酒と呼ばれるものです。
いわゆる、淡麗辛口がもてはやされて、その代表的なのが新潟のお酒みたいですけど、アルコールの需要ではビールや焼酎に負けて、全体の10%ぐらいだそうです。でも、その10%の中に何百もの酒蔵メーカーがひしめいてるんやから、たいへんな商売ではありますよね。
近江の酒蔵は規模の小さな蔵が多く、昔は、大手に桶売りしていた時期もあったようです。より個性のある地酒を販売するような風潮もあって、それぞれの蔵も自分の蔵の酒の味、つくり方を大切にするようになったようですね。

そうそう、この「岡村本家」ですが、今年に入って、ちょっとした出来事がありました。
先日放送された、「愛と死をみつめて」というドラマのロケに使われたんですよ。
ミコの実家が造り酒屋さんという設定で、ロケ地の紹介依頼が「滋賀ロケーションオフィス」 にあり、この「岡村本家」が依頼されたんですね。
雪が残る1月の某3日間、TV朝日の撮影隊とミコの広末涼子さん、両親の大杉漣さん、伊藤蘭さんらの役者さんたちがきたそうです。朝7時から、のどかな田園地帯にある200戸ほどの集落は、大騒ぎやったらしいですよ。
その部分、見てないねんな~ 知ってたら、見てたのに~

岡村本家はこちらから

もしくは、ここから

ドラマのロケに関しては、滋賀の日本酒大好きブログにも書いてありますね。