木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




懇意にしていた製材屋さんの廃業を
以前このブログにUPしました。
今日はその続編です。
伊豆の古屋の改築は、
できる限り杉でまかないたいというのが私の希望です。
住んでいる静岡県西部地区はいわゆる「天竜杉」の産地です。
ところが、今この天竜杉を引く製材屋さんは激減しています。
地元天竜(現在は広域合併で浜松市)は、もちろんその周辺でもです。
現在のストックの材が切れるのは、来年春先ですけど、
在庫が切れてからの手配では間に合いません。
また、秋から冬に切り出した木材は、
水分が少なくカビや腐りに強いと聞きます。
先日、遠州森町に以前おつきあいのあったN木材を思い切って尋ねてみました。
そしたら「何と言うことでしょう」
(ビフォー・アフターの加藤みどり風に読んでで下さい)
近いうちに山を一山買うと言うことです。
「そこには、良い杉材があるから楽しみにしていな」というN社長の言葉です。
そんなに期待せずに飛び込みで頼んでみたので、うれしさ倍増。
これから私のやることは
とりあえず確保したい材の積算と資金の用立てです。
最後に製材屋さんとうまくつきあうコツを教えましょう。
こちらのふところぐあいと用途をはっきりと伝えること。
相手はちゃんとこちらの意図を汲んでくれます。
それから、出された見積もりは値切ったりしないこと。
「それでは、足元を見られたり、ふっかけられたりしたらどうするの?」
という不安がわく人もいるかもしれません。
木の見立てには原木を毎日引いている人に、
いくら木工をやっているとはいえ私たちはかないません。
私のできることは、人の見立てです。
1時間もお話しさせていただけば、
相手の方が信頼できるかどうかは分かります。
自分の見立てを信じて任せることです。
(不安を感じたら、勇気を持って撤退することも肝心)
相手は必ず私の信頼と予算に応じて材を用意してくれます。
もう一度、「見積は値切ったり、ぐちったりしないこと」





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