木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




3連休最終日の今朝も風もなく穏やかな朝です。
天気は午後から崩れる予報です。
今日は半日仕事、雨が降る前にジテツーしましょう。

さて、写真は昨日の朝9:00の松崎海岸です。
私がその場所で受けた印象よりも
すごく穏やかそうに見えます。
実際には少し風が強く、
防波堤の波は時々砕け散っています。
さらにその沖ではあちこちに白く波立っているが見えます。
この状況が出航できるのか初心者の私には判断付きません。
船は車から降ろさず、ベテランのH氏の判断を待ちます。
程なくH氏が到着。
「思ったより少し、厳しいけどやりましょう。」
船を浜までおろし、装備をつけ
9:40過ぎに船出です。
6週間ぶりのkayakはそれだけでも緊張します。
防波堤の内側は漕いでみても大丈夫そうです。
でも、消波ブロックのあの先の波はどうかな?
風が弱いのが幸いです。
H氏の先導で外港に出ました。
kayakの中の脚にこんなに力が入ったのは
kayakを始めた時以来です。
波には向かってゆくしかありません。
ひるむと萎縮して波に飲み込まれ撃沈となります。
H氏が私を気遣いたびたび振り返ってくれます。
恐縮です。
とにかく迷惑をかけないようにこぎ続けます。
一度、萩屋(はぎや)の浜により休憩と判断。
お茶を飲み、引き返すは波が追い波になるので
来た時よりも漕ぎきるのは困難。
次の岩地の浜までがんばって漕ぎましょう。
となりました。
よし、やるしかないさ!
再び漕ぎ出します。
ところが、その先が私のkayak人生初の
(今年始めたばかりなので少し大げさ)
高くて複雑な波です。
感覚的には4m以上の波です。
bowが持ち上げられバタンと海面をたたき、
また次の大きな波。
さらにサイドから返しの波。
padlleを水面につっこみ必死に漕ぎます。
バランスを崩しそうになる船を
腰を使ってバランスをとります。
結局隣の岩地の浜に接岸は無理と判断し、
もう一つ先の石部(いしぶ)の浜に何とか付きました。
松崎の浜を出てから1時間と少し、
普段なら20分ほどで来ると事ですが、
距離や時間よりも濃い貴重な体験ができました。
先導、激励してくれた船長H氏に感謝します。
石部からは路線バスを使い、松崎に戻りました。
再び車でkayakを積みに戻ります。
見晴らしの良い高台で今日漕いだ海を見ながら
豪華な昼食をとりました。
(本当はお湯を沸かして、カップヌードルです。)
半日少しでしたがとっても楽しい冒険ができました。

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