木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




玄関の真正面、南の空に旧暦後半の半月が浮かんでいます。
少し冷え込みました。
愛犬クレハは今朝もdog runを要求しました。
ここのところ、明るく、元気です。
ランニングコースのあちこちでコバルトブルーの
矢車草が咲いています。

さて、今日紹介するのは「板はぎ」の技術です。
現在ではテーブルや机などの幅広の板を
1枚板であつらえることはありません。
考えても見て下さい。
直径60~100センチの一枚板ということは
それだけで樹齢100年以上の巨木で
そんなモノの伐採は一般的には許可されません。
それで小幅な板を貼り合わせていきます。
これを「板はぎ」というのです。

まずは

横切り盤で所定の長さ+10mmで長さをそろえます。

つぎは接ぎ合わせる面の平面と直角を出すために
手押しカンナ盤を利用します。


次はビスケットジョインターで加工する部分の墨付けです。


ジョインターでビスケットが入る部分の加工をします。


そして、木の葉型したビスケットをはめ込み
クランプで圧着。

上下から均等に圧がかかるようにします。

平面性を定規を当て確認します。

ご覧のように特に問題はありません。
今回の作業はここまででした。

下準備をした部材を

ワークベンチに集めます。
次に作業ができるのは5月中旬。
それまでは、加工木材が動いたり、ねじれたりしないように
毛布を掛けて一休み、

と言っても、製作を再開するのは5月中旬以降になります。
もう少しけんちゃん待っていて下さい。

それでは事故に気をつけて行ってきます。

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