【本日は連休最終日。予約投稿にて】
映画「ミンボーの女(1992年公開)」を観た。
【解説】「お葬式」「マルサの女」の伊丹十三監督が、バブル期の日本において地上げ屋、総会屋といった暴力団による経済活動が活発化するのに目を付け、ヤクザと対決するミンボー(民事介入暴力)専門の女性弁護士の活躍を描いた痛快エンタテインメント。東京の名門ホテル、ロイヤルコートはサミットの開場をライバルホテルに奪われてしまう。理由はヤクザが居座っていたため。これを機に総支配人はヤクザ排除を決心し、ミンボー専門の女弁護士・井上まひるを雇いヤクザとの全面対決に挑む……。
今回購入した伊丹十三BOXには入っていなかったので、本作品だけ別に取り寄せた公開当時映画館で観た記憶がある作品である。数々の反社会的勢力の絶妙なたかりのシーンは実に巧妙でいやらしく、えげつない。「絶対手出しをしない」と言われても怖いものは怖い。宮本信子がシリーズの中では一番美しく、怒鳴らない伊東四朗が一番怖い。
その後、暴力団排除の動きが広まり2011年に日本全国で排除条例が施行された。ちなみに本作品で登場したあるシーンで伊丹監督は暴漢に襲われた。