大学入学共通テストで試験問題を撮影した画像が試験中に外部へ流出した事件で、大阪府の受験生・女子大学生(19)が香川県警に出頭し、「スマートフォンを上着の袖に隠して試験問題を撮影した」との趣旨の説明をしている。
涙ながらに「世界史Bだけやった。ばれたらまずいと思い、他の科目はやらなかった」「成績が上がらず魔が差した」「大変申し訳ないことをした。こんなことになるとは思わなかった」と警察官に頭を下げたとのことだが、「以前の家庭教師が外れだったので事前に学力を確認したい」などと巧みな理由をつけて家庭教師たちに試験当日に解かせるように仕向けている点に加え、香川県警に出頭した理由が「縁もゆかりもない土地なら、うわさが広まらずにすむと思った」などと説明している様子を見る限り、彼女の涙の薄っぺらさを感じる。最近よくある肝心なところが抜け落ちてる用意周到さだけが虚しく浮き彫りになった事件である。
試験勉強よりもまずは一般常識を学ぶべきだろう。