朝刊で必ず目を通すのは読者からの投稿欄である。
それなりにニュースや新聞を読んでいるつもりなのだが、投稿で知ることも少なくとても勉強になる。それ以外にも投稿者がそれぞれフォーカスしているテーマが面白いのだが、先日私とほぼ同年代の主婦の投稿は非常に興味深かった。
喫茶店で電話が鳴り、とっさにマスクを外して通話していたところ店側から注意された。そのまま会話を続けたところ、四人の警察官に取り囲まれてパニック発作を起こし、救急車で搬送された・・・趣旨はこんな話である。その趣旨に彼女の理由が加わると、「軽度の喘息があり、電話でマスク着用だと言葉が伝えにくい」「この店はオンライン会議可だったと思い、『マスクは強制か』と聞くと、店員は『協力ベース』」「10分ほどイヤホンをしたまま下を向き小声で会話を続け」「小声で話したつもりが英語のせいで大声に聞こえたらしく、警察官が出動し、救急車で搬送された」とのこと。最後に反省はしつつも「ここまで追い詰められるような悪行だったのかと思うと、涙が止まらない」と結んでいる。
彼女の病状や背景等色々とあるようだが、もはや店内でのマスク着用は最低限のマナーであって、それでも話さざるを得ない場合は店外へ行くべきであるだけの非常にシンプルな話である。
泣きたいのは店側スタッフや周りのお客さん、警察官、救急隊員である。
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