秋田県知事が10年前に愛媛県で行われた全国知事会での食材について「メインディッシュはステーキかと思ったらじゃこ天だった。貧乏くさい」と発言して謝罪した。それに対して「秋田県の料理をほめるためにユーモアを交えて発言されたのではないかと思う。愛媛にはおいしい食べ物や地酒がたくさんあるので、ぜひまたお越しになってご堪能いただきたい」と愛媛県広報広聴課は大人の対応をしている。
地元食材の良さを強調したリップサービスであったのだろうが、どうにもこうにも言葉のセンスがない。語彙の選択次第でもう少し上品で上質なジョークになったはずなのに実に勿体ない。きっと知事は落語がお好きではないのだろう。もしかしてこの騒動は秋田と愛媛が協力したじゃこ天のステルスマーケティングだったなら面白いのにと思いつつ、何はともあれ私はじゃこ天が好きだ。
ちなみにその後、新事実として一部報道では10年前の食事メニューには、じゃこ天の記載がなかったうえ、ブランド牛のステーキがあった・・・との報道。藤井聡太の勝負飯同様、あまり関心のない追加報道である。