皇居で行われた新年恒例の「歌会始の儀」がテレビで生中継されていた。
今年のお題は「夢」で全国と海外から合わせて1万6000首余りの短歌の中から最年少の高校1年生をはじめ10人の歌が披露されていた。今回初めてじっくりと視聴したのだが勝手な印象で難解な言葉を使用するとか、出展者自らが歌い上げるとか、それなりの経験値が必要と思っていたのだが、歌うのは別の方がいらして、入選者さんの中には昨年始めた方もいらした。中でも大学4年生の歌はとても良かった。「実際に 叶ふ程度にしておけ」と そんな夢など 見たくないのだ
来年のお題は「明(めい)」とのこと。宮内庁の詠進要領によると「歌に詠む場合は『明』の文字が詠み込まれていればよく、『鮮明』『文明』『明星』のような熟語にしても、『明るい』のように訓読しても差し支えない」とのことで習字用の半紙で記載事項は全て自書毛筆、短歌の定型(5.7.5.7.7)などの諸条件があるが非常に私の琴線に触れてしまった歌会始めである。近い将来私の皇居での晴れ姿に期待しましょう。