カスタマーハラスメントをはじめとする各種ハラスメント。
本ブログで初めてハラスメントの言葉が登場したのが2012年2月のパワーハラスメントで、その後も2019年にカスタマーハラスメント、2021年にテレワークハラスメント(テレハラ)、パタニティー(父性)ハラスメント(パタハラ)と続いた。ハラスメントの先駆者?的なセクシャルハラスメント(セクハラ)はもはやあえて語る必要もないほど基本的な対応になっていると言えるが、カスハラについて東京都が今年2月に全国初の条例化制定し、先日条例が可決し来年2025年4月に施行されるスピーディーさからも深刻さがうかがい知れる。ただ業種によっては旧態依然とした行為がまかり通っている場合を目にすることもある。それありきの商売とも言える部分もあるがきっとこれから表面化してくるかも知れない。
改めてハラスメントが何故起きるのか?を考えてみた。一般的にはあおり運転同様に「普通はしない」「ごく一部の人の行為」と他人事のように踏まえた上で「自分は違う」「自分は対象外」と考えるだろう。それはどこか「自分だけは騙されない振り込め詐欺」と似ていて、よくよく自分の所作や言動を客観的に観察する必要があると思う。というのも以前妻に真顔で注意されたことがあり、自分ではちゃんとやっているつもりだったのでかなり衝撃を受けたもので、それからはこれまで以上に気を付けて対応するように心掛けている。もちろん少なからず相手側にも問題がある場合もあるが、大事なことは「そうされた」と言われてしまうと弁明の余地がない現在の風潮と仕組みであることは肝に銘じる必要がある。「していない」証明は非常に難しいものである。
ちなみにカスハラの例として挙げられていた「業務以外の関係のない話を長々とする」はつい笑ってしまったものの、自分自身気を付けなければと思った。ちなみにクレーマーなる言葉は本ブログで2008年12月に初登場したが、2020年を最後に登場しなくなったのはクレーマーが細分化されているからだろう。