公開中の映画「室井慎次 敗れざる者」をようやくながら観に行った。
【解説】1997年に放送開始され映画版も大ヒットを記録したテレビドラマ「踊る大捜査線」シリーズで柳葉敏郎が演じる人気キャラクター、室井慎次を主人公に描く映画2部作の前編。これまで現場の捜査員のために戦い続け、警察の組織改革に挑むなど波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次。27年前に青島と交わした約束を果たせなかったことを悔やむ彼は、警察を辞めて故郷・秋田へ帰り、「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」との思いから、少年たちと穏やかに暮らしていた。ある日、室井の前に謎の少女が現れる。彼女の来訪とともに他殺と思われる死体が見つかり、室井はその第一発見者となってしまう。その少女・日向杏は、かつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だった。室井役の柳葉敏郎、新城賢太郎役の筧利夫、沖田仁美役の真矢ミキらおなじみのキャストに加え、日向杏を演じる福本莉子や、齋藤潤、松下洸平ら新たなキャストも出演。スタッフ陣もプロデュースの亀山千広、脚本の君塚良一、監督の本広克行ら「踊る大捜査線」シリーズを支えてきたメンバーが再結集した。
前編後編の二部作は2018年に観た映画「ソロモンの偽証」以来であるが映画館では2016年の映画「64-ロクヨン-」以来である。これまで同シリーズのスピンオフ映画「交渉人 真下正義(2005年)」「容疑者 室井慎次(2005年)」と観たものの、「青島抜き」には少しだけ馴染めなかったが、本作品ではシリーズの一番のポイントである青島との絆が強くベースになっており、さらに過去の映像とのシンクロ具合も警察OBとして出しゃばらない配慮と距離感が程よく久しぶりの踊るワールドを堪能出来た。
室井慎次の年齢との近さもあり、あっという間の115分であった。鑑賞後45分のインターバルでランチと喫煙とトイレを済ませて後編鑑賞である。