【本日は連休初日。予約投稿にて】
映画「タンポポ(1985年)」を観た。
【解説】初監督作品「お葬式」で高い評価を受けた伊丹十三の監督第2作目。タンクローリーの運転手が、さびれたラーメン屋を経営している美しい未亡人に惹かれるまま、そのラーメン屋を町一番の店にするまでを、他に13の食べ物にまつわるエピソードを織り交ぜて描く。出演は山崎努、宮本信子、役所広司、渡辺謙。タンクローリーの運転手ゴローとガンは、ふらりと来々軒というさびれたラーメン屋に入った。彼らにラーメンの味が今一つと指摘されてから、店の女主人タンポポは様々な協力を経ながら商売繁盛を夢見てラーメン作りに没頭する。
今回取り寄せた伊丹十三作品BOXの中で一番見たかったのが数え切れないほど観た本作品である。特別な展開も大きな山場がある訳でもないのだが、映画「アメリカングラフィティ」同様に時々無性に観たくなる不思議な作品である。
数々の食にまつわるエピソードを交えながら伊丹作品の特徴であるエロスも風刺もしっかりと含まれている。当時とても印象深かったのはオムライスを作るシーンだったのだが、40年近く経ってみるとメインであるラーメン同様に特に感想が無かった。それは食の文化が向上しているということなのだろうか?ただ食べることは生きていく中でかなりウエイトを占めているんだな~と改めて思う。