鳥のさえずりと共に時々聞こえる親父たちのいびきで目が覚める。窓の外は素晴らしい晴天である。
早いものでもう最終日である。寝ぐせのまま朝露天に浸かり、湯上りビールを楽しみ、朝食を食べ、10時にチェックアウトをする。再び熊本市内へとバスに約1時間余り揺られ、通筋町で下車し、熊本城へと入城する。前回2008年6月の時の熊本城はかなり蒸し暑く、辛い見学だった記憶が蘇る。この日も入城時間には気温がどんどん上昇して行き、メンバーたちは口々に「暑いっ
」と言い出すが、その都度「熊本のえげつない暑さはこんなもんじゃなか~
」と何弁なのか不明な言葉でメンバーをたしなめる。城内には外国からの観光客を始め、多くの人で賑わっており、2008年度に日本全国の城郭で来場者日本一に輝いただけのことはある。
(ちなみに画像内の武士は私が顔を出している)
復元された天守閣もいいのだが、私は西南戦争でも残った400年前の歴史をそのまま感じる国指定の重要文化財である宇土櫓(うとやぐら)が風情があって好きである。
そんなことを偉そうに城内の係員のおじ様に告げると「おっしゃる通りです」と言われてすっかりいい気になった
日本三大名城に数えられる熊本城は、城マニアではない私でも惚れ惚れしてしまう。特に石垣の形状の美しさにはついつい「萌え~」って感じである。城には男のロマンがあるな~とつくづく思う。城を出た後、熊本の友人が教えてくれた馬刺し店で食事をする。
お店お薦めの「馬肉の生レバー刺し」。レバー嫌いな私でもこれはついついお代りをしたくなるほどの美味であった。
そして馬肉ステーキ。これは下手な牛のフィレ肉よりもやわらかくて美味しいかも知れない。
そして前回友人に教えて貰ったれいざんと再会したので、ついつい飲んでしまった。
その後、リムジンバスで空港へと向かい、空港でもう何回目の乾杯か分からない最後の乾杯をし、搭乗後はもう夢の中・・・18時半に定刻通り羽田空港に着く頃には、きれいな夕焼けが空港を照らしていた。
このメンバーとの旅行は数年振りであったが、とにかく楽しい二泊三日であった。ひとり旅ももちろん楽しいのだが、団体旅行もまた楽しいものである。おかげで2kg太ってしまった。また来年も福岡経由で出掛けようとの話も出ている。長崎?大分?鹿児島?もうそろそろ企画を考えなければ・・・
追伸・・・福岡は今回12回目であったが、熊本にはもう今回で5回目(高校時代のひとり旅を含めると6回目)で、2008年6月から毎年行っていることに気が付いた。訪熊は訪福超えをするのだろうか?さてさて・・・(明日は「おまけ編」)