【本日は当社連休初日。予約投稿にて】
映画「数多の波に埋もれる声(2015年公開)」を観た。
【解説】気ままなその日暮らしをしている個人タクシーの運転手・岩城。ある夜、新宿の片隅で仮眠をとっていると一人の女が車に乗り込んでくる。彼女はぶしつけに「とにかく真っすぐ走り続けて。金はいくらでもある。」と言い放ち、岩城は渋々車を走らせる。一晩中走り続け痺れを切らした岩城に彼女は金を支払うが、その金には血痕が付いていた。その後、二人で食事をしていると、TVから殺人事件のニュースが流れる。容疑者のデリヘル嬢・西本由里子は、岩城の目の前にいる女だった。さらに、二人の前に彼女を狙う男が現れる。しかし、その男には岩城も見覚えがあり…。
58分の上映時間に惹かれて視聴開始。独特の映像とどことなく原田芳雄と大杉漣の雰囲気を持つ南条弘二と魅力的な宮下ともみがなかなか良い。もう少し上映時間があれば車中のやり取りや移動先でのその土地その土地のエピソードが加わるロードムービーになったのかも知れない。
またそれほど多くはない出演者たちがそれぞれいい味を出していて、中でもスナックママで同級生役の長谷川摩耶の雰囲気がやたら良かった。