映画「ロスト・フライト(2023年公開・原題Plane)」を観た。
【解説】ジェラルド・バトラー主演で、ゲリラ組織が支配する島に不時着した飛行機の機長が、犯罪者と手を組みながら窮地を乗り越えていく姿を描いたサバイバルアクション。悪天候のなか、落雷でコントロールを失った航空機のブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンのホロ島に不時着する。機長のトランスや乗客ら17名はからくも一命をとりとめたが、不時着した場所は凶暴な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。ゲリラたちが迫りくる中、トランス機長は生き残りをかけ、乗客の1人だった移送中の犯罪者ガスパールと手を組む。乗客を守るという機長としての責務を全うしようと奮闘するトランス役をバトラーが務め、トランスと手を組むことになる謎めいた犯罪者のガスパール役にドラマ「ルーク・ケイジ」で知られるマイケル・コルター。元MI6という経歴を持つスパイ小説家チャールズ・カミングが執筆した脚本をもとに、「アサルト13 要塞警察」「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男」のジャン=フランソワ・リシェ監督がメガホンをとった。
映画「アルゴ」同様の異国の地での恐怖であるが、危機管理の対策本部の対応力と機長の責任感がとにかく素晴らしい。予想を裏切るような展開はあまりなく、王道の展開は安心感さえ感じるお気軽な107分である。「贖罪(しょくざい・犯した罪を償うこと)は思わぬ場所でなされる」はなかなかいい言葉である。
どうでもいい話だが反政府ゲリラの中に品川庄司の庄司がいる。