先日『世界の恐怖映像』が放映されていた。2008年からスタートし、今回で6回目になるそうで、このブログにもこれまで何度も登場するほど、私にとって数少ない必見番組である。いつものように録画しながら並行して今回の「作品」の出来をチェックする。おっ今回は観た事のない作品ばかりでタイトルの「初出し」は嘘では無く、身を乗り出して食い入るようにチェックする。それまでは目を伏せていた妻も「おかげで観れるようになった」とチラチラと確認している。
ビデオカメラをパーンするとそこに居る筈のない物体がドアップで映し出される・・・まるで映画のようなシーンに最初は驚くものの、そんな「作品」が続くと次第に冷静になる。どうも演出に凝った「作品」が少なくない。だから途中からどこからどんな登場するのかを読めてしまう。いつも言っている事だが、「このシーンをビデオで撮る必要性」が少ない作品ほど、作為を感じてしまうし、素人さんが撮影した「暗視カメラ」の映像にもどうも違和感を感じる。
途中から息子が合流し、一緒にゲラゲラしながら観る。白装束の幽霊?が斜面を駆け降りてくる「作品」があるのだが、足元を気にしている様子に「普通、足元気にするかぁ~」とまたゲラゲラ。妻が「そんな楽しそうに観る番組なの?」と怪訝そうな顔をしているが、二人のゲラゲラは続く。 後日息子と再チェックをすると娘が合流。嫌がる娘を「とにかく見なさい」と半ば強引に見せると、いつしか彼女も一緒に「ゲラゲラ」に加わっていた
番組内で宮迫が選んだ過去放映された「世界の恐怖映像ベスト5」が放映されたのだが、珍作「ベティの誕生日」を上位に挙げている時点でセンスの欠片も無い。でも私はこの番組が大好きだ。