日本最長の路線バス・前編

当社連休前日の終業後、羽田空港へと向かい、昨年9月以来の伊丹空港行きに搭乗。リムジンバスで大阪駅まで向かい、22時近くにチェックイン。翌朝は5時台に起き、一度見ておきたかった天満天神繁昌亭から大阪天満宮、大阪城を見学。

ホテルで朝食を済ませ、大阪環状線に乗り込み、鶴橋駅で近鉄大阪線に乗り越え、大和八木駅に到着し、9時15分発のバスに乗り込む。日本最長路線バスの旅の始まりである。若い頃はスキーの長距離バスに乗車した経験はあるものの、今回はごくごく普通の直角の座席の路線バスで約160もの停留所が待ち受けている。休憩は途中で3回あるとは言え、トイレは?食事は?飲み物は?タバコは?腰は?6時間余りを乗り続けるのはなかなかの緊張感で最後列の座席に座る。

【9時15分に乗車し、ブルーが休憩時間のあるバス停。約1時間乗車→10分休憩→約2時間乗車→20分休憩→約1時間乗車→10分休憩→約2時間のスケジュールで15時47分到着予定】

1時間ほど走ると車窓が街並みから田園風景へと変わっていく。バスの心地良い揺れは乗用車や列車とは異なり、ゆりかごのように眠気を誘い、あっという間に最初の休憩所である五條バスセンターに到着。次の休憩所・上野地バス停までは約2時間で、車窓はすっかり山間に変わっていた。座席は通常の路線バスだけにかなりコンパクトなので、絶好の座り心地のポジションをあれこれ探しているうちに2回目の休憩地点に到着。20分の休憩時間で(元)日本一の長さを誇る「谷瀬の吊り橋」を見学。長さ297メートル高さ54メートルはかなりの恐怖である。

再びバスは走り出す。次の休憩地点である十津川温泉までの2時間は車窓から見える多数の吊り橋を始め、山々の景色を眺めているだけで実に楽しい。ただ路線バスだけに乗降客が居なければバス停も素通りなのだが、山奥に入れば入るほど、経由するバス停に立ち寄るため、本道を外れ、遠回りをしては誰も乗り降りしないバス停の通過を繰り返す。ふとバス通学だった高校時代を思い出しながら、その当時の曲が流れるとついつい10代の頃に戻ってしまう。

休憩があるものの、6時間もの間、音楽を聴き続けたり、座り続けたりするのは海外へ行かない私にとってなかなか貴重な時間で、様々なことをあれこれ考えられた。最後の休憩が終わり、少しずつゴールが近づくにつれ、寂しさや「もし6時間半が満員バスだったら嫌だな」とか余裕が入り混じる。

　 

そしてようやくゴールである新宮(しんぐう)駅に定刻通り15時47分時間通り。結局最後まで乗り続けたのは私ひとりで、2015年10月以来の和歌山入りである。バスの後ろに描かれた地図を見ると達成感が倍増される。思ったよりも疲労感もなく、腰も大丈夫だったのだが、お尻がやたらに痛かった。

これから乗車予定の方は、私が今回持ち込んだ「(昨夜のホテルで拝借した)スリッパ」と軽食とトイレに備えてほんの少しのドリンクを持参されると良いでしょう。(明日後編につづく)

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

「次女」の結婚式

娘の大親友の結婚式に家族全員招待して頂いた。

娘の友人からのご招待なんてそれはそれは感慨深いものである。

いつも会う度に「次女」と呼んでいた彼女。

昨年ご家族の突然の不幸を乗り越えて迎えた結婚式当日。

会場受付からテーブルの上の細部に渡り、「次女」の手作り感溢れるおもてなしの飾りつけで彩られていた。

子供でもなく、親戚でもなく、友人でも会社関係でもない実に不思議な感覚でふわふわしながら席に着く。

新郎新婦の人柄の良さがご両家の親御さん・親戚・姉弟からも優しく伝わってくる。

もちろん参列した友人たちも同様だった。

また当日は私たちの結婚記念日でもだったので、「次女」からちょっとしたサプライズもあった。やるな～、それでこそ我が家の「次女」である。

親戚以外で今後家族四人が結婚式に参列する機会は、おそらく一生ないだろう。

この日は晴れ晴れしさにもほどがあるほどの今年初の真夏日。

きっと天国からも盛大に祝福してくれたんだろうね。

おかげで汗も涙もたくさん出てしまったじゃないかっ!

様々な感謝の気持ちを込めて、「次女」心から結婚おめでとう。

そしてこの一年間、「たいへんよくできました」ね。

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

時は流れて・・・

【本日は連休最終日。予約投稿にて】

この季節は気持ちが良く、「彼」との散歩でよく中川の土手へと向かう。

土手に上る際に細い歩道を通るのだが、ここは幼い娘が夜泣きすると自転車に乗せて、通り過ぎる車を眺めさせて、寝かしつけた場所であった。

もう20年以上も前の話である。

そんなことを思い出しながら、土手に上る。

時は流れてる・・・

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

たい焼きの思い出

【本日は連休初日。予約投稿にて】

幼い頃、当時住んでいた町で商店街の旅行が楽しみだった。

早朝バスに乗り込み、同級生たちとウキウキしながら出発を待っていると、たい焼き屋さんがたい焼きを配ってくれた。

それも楽しみの一つで少し冷えたたい焼きを食べながら、目的地へと向かう。

たい焼きを見て、つい思い出したって話。

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

日本最長の路線バス・前日編

日本一の走行距離を誇る路線バスなる存在を新聞記事で知った。

全長166.9㎞、停留所の数は166、高速道路を使わない路線では日本最長距離、最長時間の八木新宮特急バス。奈良県の近鉄大和八木駅と和歌山県の新宮駅を結び、6時間半の乗車時間のうち休憩はわずか3回とのこと。実にわくわくする内容である。道中、日本一大きな村といわれる十津川村、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」への立ち寄りも魅力であるが、やはり6時間半乗り続けることが面白いんだろうと思う。

さあ～どうする? などと考えることもなく、今夜とりあえず大阪に向かい、明朝奈良まで移動して乗車することにした。

腰、大丈夫だろうか?

本日はNNの誕生日。おめでとうぉ～

【明日6/12(火)～6/13(水)当社連休となります】

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

映画:「パピヨン」

映画「パピヨン(1973年公開)」を観た。

【解説】無実の罪で13年間の刑務所生活を強いられたアンリ・シャリエールの実話に基づく小説を、スティーブ・マックィーン、ダスティン・ホフマンの2大スターで映画化。監督は「猿の惑星」「パットン大戦車軍団」のフランクリン・J・シャフナー。胸に蝶の刺青があることからパピヨンと呼ばれる男。身に覚えのない殺人罪で終身刑を言い渡された彼は、自由を求めて脱獄を繰り返した末、親友のドガと共に脱獄不可能とされる孤島に送られる。

もう何回も観た映画であったが、久しぶりに鑑賞してみた。冒頭、島へと搬送される船の甲板での土砂降りの朝食から始まり、不衛生で劣悪な環境の刑務所生活。独房では光も遮られ、食事も半分にされ、歯が抜け、目は窪み、日に日に弱って行くが、虫を食べて、最後まで仲間を売らない強い意志に感動してしまう。

実話だったとは知らなかった。エンディングを迎え、「その後、間もなく廃止されたギアナの刑罰制度」のテロップと共に、実際の刑務所が映し出されるのだが、廃墟マニアの私はそのシーンだけでもついつい萌えてしまう。

劇中で素敵な台詞があった。「人間として最悪の罪は、人生を無駄にしたこと」

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

10数年ぶりの凱旋・母校編

休日にひとり車で出掛けた際に近くまで来たので私が1歳から小学4年生まで住んでいた埼玉県戸ヶ崎へふらりと寄ってみた。

きっかけは先日書いた「正座」の話で、何とな～く「あの現場」はどうなったのかを確かめたくなってしまった。

10数年前に一度訪れたことがあったが、さらに開発が進み、すっかりよそ行き顔になっていたが、所々昔のままの面影を残す店や地形に一喜一憂しながら小雨交じりの中、我が母校に到着した。

校門の小ささに驚きながら、とりあえず外周をぐるりと一周してみることにした。

 早速「正座」の場所である。当時は体育倉庫(上の画像右側建物)の前に砂場があった記憶だったが、移動したのだろうか?

 このジャングルジムも以前、本ブログで登場している。

 

 廊下の段差を車が通り過ぎられるように工夫してあった(上の画像緑の柵部分)渡り廊下も健在だった。

当時給食センターから運ばれてきた給食をトラックから下ろしていた場所である。今は校内で作っているのだろうか?

 

プールを横目に、我が家があった商店街を周り、ゴールの校門に到着。校門から入ってすぐにある信号機。交通規則の学習をした記憶よりも、この「交差点」をうまく利用して野球をしたものである。そう言えば、生徒増加に伴いプレハブ校舎を増築したが、火事で燃えたんだよな～とかプールの目洗い水の勢いがやたら強かったよな～とかこんな時は共有出来る人がいないのは少し寂しいものだ。

ただ校庭・校舎に向かってバシバシ撮影をしている姿は今ではすっかり変質者扱いの時代になってしまい、1年生の時の教室が見えたので撮影しようと思ったが、後輩たちがいたので遠慮した。次週「街角篇」に続く。

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

元喫茶店

元駄菓子屋さんに続き、ふとこの辺りに昔喫茶店があったな～と思い出した。

オーナーさんにその話をすると、それは隣のお宅だと判明。

話しているうちに「水出しコーヒー」の看板を思い出した。

まだ幼かった私が覚えているほど、当時としては「水出し」は珍しかったのではないだろうか?

それから話は弾み、その先にあったケーキ屋さん、小料理屋さんと昔話に花が咲いてしまった。

地元ならではの話である。

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

元駄菓子屋

新しく管理させて頂くことになった物件を確認。

何度か現地を訪れているうちに、ふと幼い頃この辺に駄菓子屋さんがあったな～との記憶が蘇る。

確かもんじゃ焼きも併設してたよな～と微かな記憶でオーナーさんに話すとまさにその場所でご自分で営業されていたとのこと。

幼い頃、買いに来ていた場所で、40年以上が経過して、今度はその場所で仕事をしているなんて地元ならではだな～と思った。

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

待てなかったの?

【本日は定休日。予約投稿にて】

先月の熊本・馬刺し旅の話。

私は13時、後輩は17時の便でそれぞれ熊本へ向かった。

帰ってからその話をすると「別々?待てなかったの?」と言われた・・・

全くそんな考えはなかったので、そうか～そんな選択肢もあったんだ～と妙に感心してしまった。

そんなところが自分勝手な奴、自由な奴と言われる所以なのかも知れないな

1時間差だったら待つけど4時間だったらまあ待たないわな。いや、待てないな。

指折りあと5本

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

心のおもむくまま

先日のバレーボール定期練習。

メンバーにとってはただの定期練習であったが、私にとっては感慨深い練習だった。この日の練習参加でこれまで女子メンバーが保持していた連続出場記録182週を超えることが出来たからである。年間で約50回前後の練習なので、約4年間休まなかったことになる。記録のスタートはあの平成26年8月の1600kmドライブで休んだ翌週からで、それから一日も休むことなく参加し続けた訳である。プレーヤーとして何一つ誇れることがない私にとって唯一誇れる継続力である。健康な体で産んでくれた母と、妻・家族の配慮に感謝である。

ただこれは私が勝手にひとりで記録し、ひとりで目標にしていた数字なので、メンバーは誰一人知らない非公式の記録であり、ひとりひっそりとこっそりとほくそ笑んでる。究極の自己満足である。これがひと区切りになるのか?さらなる高みを目指すのか?はとりあえず順調に行けば今秋に迎えるであろう200週を目指しつつ、心のおもむくままに考えてみようと思う。

連続出場の世界記録を保持していた衣笠さんがお亡くなりなり、鳥谷の連続出場記録が途切れた年に迎えるなんて・・・と一緒にしてはいけないレベルの話だわね。

この日の練習はいつもと異なる体育館での練習だった。夕焼けが実に綺麗だったな～

指折りあと6本

【明日6/6(水)は当社定休日となります】

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

生・聖子アゲイン

先日抽選で外れた松田聖子のコンサートチケット。

最近のチケットシステムは外れたとしてもエントリー登録すると追加抽選なるものがあったので、とりあえず申し込みをして、2回目の抽選でようやく当選した。

チケットをコンビニで引き換え、座席を調べる。

後は壁の武道館で一番最後列の席のようだが、とりあえず「死ぬまでにやっておきたかったリスト」のひとつがこの夏、塗りつぶされることになった。

「制服」「瑠璃色の地球」「マイアミの午前五時」「ガラスの林檎」などなど聴きたい歌はたくさんあるが、せめて「ハートのイアリング」だけでも歌ってくれないかな～冬の曲だけど・・・

【本日はMの誕生日。おめでとう～今月の幹事、宜しくね】

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

歌舞伎:「切られの与三」

渋谷のコクーンシアターで「切られの与三」を観た。

 

【みどころ】1994年の誕生以来、とどまることなく進化を続ける「渋谷・コクーン歌舞伎」。古典に新たな風を吹き込み、劇場空間には熱気が満ちあふれ、これまで数々の話題作を生み出してきた。
　第十六弾となる今回、コクーン歌舞伎に待望の新作が登場。美男美女が別れと再会を繰り返す江戸世話物の人気作『与話情浮名横櫛』が、まったく新たな演出で生まれ変わる。串田和美の演出・美術、木ノ下裕一（木ノ下歌舞伎主宰）の補綴で、古典と現代を融合させる新しい挑戦が今ここに始まる。出演は与三郎に中村七之助、お富には今回がコクーン歌舞伎初出演の中村梅枝、そして中村扇雀をはじめ、片岡亀蔵、中村萬太郎、中村歌女之丞、中村鶴松、真那胡敬二、笹野高史。奇遇な出逢いを繰り返す与三郎とお富、その因果の渦に巻き込まれ、運命に翻弄される周囲の人々、それぞれの生き様を描いた疾走感あふれる『切られの与三』。存分にご堪能ください！

私にとって2011年6月以来、7年ぶりのコクーン歌舞伎である。その時の演目「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)がとても素晴らしかったので、今回も楽しみに劇場へと向かう。

立見が出るほどの賑わいの館内は熱気でムンムンしており、若い観客が目立った。

私の好きな七之助はこの日も実に妖艶で、ピアノ・ベース・トランペットの生演奏や、今回も「雨」の演出がとても素晴らしく、花道のないコクーン名物?である観客席内を縦横無尽に練り歩く演出も健在だった。幕間も10分、20分で気が付けばあっという間の約2時間半だった。

運命とはいつだって数奇なものなのである。

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

ウロコ天井

20年以上入居されている方の更新契約があった。

以前から内装の汚れが気になるとお聞きしていたので、近隣トラブルも賃料遅延もない方なので、事前にオーナーさんに提案したところ、快諾して頂いたので契約終了後に室内を確認しに行った。

「天井がウロコ状になってる」とは聞いていたが、実際に何のことだろう?と興味津々で入室すると・・・

おぉぉ～まさにウロコ状である。塗装が剥がれたのか?もう残念ながら内装記録も残っていない。キッチンの床も畳も襖も歴史を感じさせる状態だったが、予算もあるのですべて施工出来ないと説明した上で、優先順位を訊ねると「畳」だった・・・ウロコじゃないんだ・・・。

何とかもう少し広範囲を修理交換が出来ないだろうか?とあれこれ調整しているので、もう少し待っててね。

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

ゴリコン

同業者さんからの物件問い合わせの電話。

「ゴリコンの方で・・・」

ん?何?

とっさに頭の中で漢字変換出来ない。

よくよく話を聞いてみると「ご離婚」のことだった。

きっと電話の向こうでは目の前にお客さんがいたので気を遣ったのだろうが、「離婚された方」で良かったんじゃないかな?

【総武線・新小岩駅　賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産