北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

翅表が美しいジョウザンシジミ中間型オスに対しメス翅表は真っ黒。

2024-12-24 15:58:25 | ジョウザンシジミ

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翅表が美しいジョウザンシジミ中間型オスに対しメス翅表は真っ黒。

 

2024-7-17 (水)   晴れ  34℃

 

 

朝は涼しいが、日中はどんどん気温が上がって猛暑状態になる。 朝、庭を見て回ったがジョウザンシジミ中間型見かけず。

 

 

午後7時。 あたりが薄暗く、少し涼しくなり、日中の猛暑で庭の植物たちはグッタリしているので十分に撒水をした。

 

 

 

サヤインゲンはあまりにもグッタリしているのでジョウロで直接に根元へ水をやるしかなかった。

 

エゾキリンソウの群落に撒水を続けてゆくと、薄暗い中を新鮮なジョウザンシジミ中間型メスがチラチラと飛び出し、すぐに止まったのでデジカメを持ってきてせっせと撮影しました。

 

 

美しいジョウザンシジミ中間型オスの翅表とは異なり、一般的な夏型と同じく真っ黒けでまさに夏型そのものでした。

 

 

撮影後はそのまま庭に放置しましたが夜の間にクモなどに襲われなければ良いのだけれど。

 

 

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ジョウザンシジミ中間型写真集 その2  。

2024-12-15 15:52:50 | ジョウザンシジミ

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ジョウザンシジミ中間型写真集 その2 

 

 

 

2024-7-14 (日)     曇り 26℃

朝9時。庭に出てジョウザンシジミ中間型がどうなっているか探して回った。予想に反してジョウザンシジミは1匹のみ飛んでいたが、この蝶の常としてチラチラ低く速く飛び、羽化したての昨日と異なり撮影はとても無理。この後、今が旬のヤマベ釣りに出かけた。 ヤマベ釣りから帰宅したのは午後6時すぎで、この日はジョウザンシジミ中間型の観察ができなかった。

 

 

 

 

 

2024-7-15 (月) 曇り のち晴れ 24℃

朝9時。ジョウザンシジミの様子を見に庭に出てみた。オスと思われるもの1匹。おそらくメスと思われるもの1匹。絡み合いながら低くチラチラ飛翔中のものを発見。動きが速く、止まらず撮影は無理。やがて見失った。庭をよく見るとおびただしい数のアリがいて種類も数種類以上ありそう。ジョウザンシジミと共生関係になって幼虫を守ってくれるとされるクロヤマアリ、トビイロケアリ、ムネアカオオアリといった蟻たちもきっといるに違いない。食草のエゾキリンソウは無尽蔵にあるし成虫の蜜源になりそうな植物もたくさんあり、いかにも草木が豊富で自然度抜群の180坪の私の庭はジョウザンシジミの生息環境として適しているのではなかろうか。

 

 

 

2024-7-16 ( 火 )     晴れ  32℃

 

朝 8 時。 夏の晴れた朝の強い日差しの中で、ジョウザンシジミが1匹、エゾキリンソウの群落の上をチラチラ活発に低く飛んでいる。例によって撮影は困難。キアゲハが1匹、ラベンダーの花に飛来し吸蜜中。

 

 

 

 

 

このように2024-7-13 に思いがけず羽化したてで動きがおとなしいジョウザンシジミ中間型5匹を十分に撮影する機会があったが、その後は毎朝、庭を見て歩いたが 1 - 2 個体を見るばかりでチラチラ低くすばやく飛ぶために撮影の機会はなく経過した。

 

 

 

 

コンクリートペーブメントに降りたジョウザンシジミ中間型。

 

 

 

私個人的には、ジョウザンシジミ中間型を認識したのは今回が初めての経験で、我が家の庭で数年以上にわたって世代を繰り返していたことも今回初めて知った。 ジョウザンシジミ中間型の画像はおそらく多くの蝶愛好家の方達も初めて見たのではあるまいか。 今回、自分なりの考えに従って標本作成は行っていない。

 

 

 

 

 

その代わりに、前回に続き ジョウザンシジミ中間型写真集 その2 として多くの画像を記録しておきます。今回お示ししたものも すべて2024−7-13に撮影したものです。

 

 

 

 

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利尻島のカラスアゲハ。

2024-12-06 17:39:38 | カラスアゲハ

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利尻島のカラスアゲハ。

拙著  矢崎康幸・平本 東 (1981)  : 利尻島の蝶類 、jezoensis V0L 8.    pp. 1-46   によれば 利尻島からはこれまでに 59種類の蝶類が記録されています。

 

カラスアゲハ (  P. bianor dehaani C.et R.Felder ) については 島内各地に普通であり個体数も少なくない。普通は年1回の発生であるが年によっては2回のこともある。最も多くの個体が見られる時期は7月中旬から下旬である。食樹はヒロハノキハダである。とのいたって簡潔な記載があるのみで、もちろん個体変異の特徴などについては触れられていません。

 

今になって個体変異について考察して見てみますと、利尻産オスは他地域よりやや暗色調が強いような印象を受けます。

 

 

さて、この記載からは、はや43年もの年月が経過し、私はこの論文をまとめてからは、滅多に利尻島を訪れることは無くなりました。

 

 

 

現在でも利尻島は蝶愛好家の中ではとても人気のある採集地ですが、多くは小型で眼状紋が小さい特産のウラジャノメ( L. achine oniwakiensis ) と 小型のヒメウスバシロチョウ の2種を目的に訪れる方がほとんどのようです。

 

 

近年、極めて短期間の間に地球温暖化による気候変動が顕著で、多くの生物の分布に変化が目立ちます。ここオホーツクで気になるのはカラスアゲハが減少し、変わってミヤマカラスアゲハが増えてきていることです。

 

 

私の個人的な経験ではこの数年カラスアゲハを見ていません。

 

一方ミヤマカラスアゲハはとても多くて、よく目に付きます。

 

あたかもかって普通に見られていたカラフトヒョウモンが激減し、珍しかったホソバヒョウモンがとってかわって個体数を増やしていることとよく似ています。

 

そんなわけで 現在、利尻島のカラスアゲハがどのようになっているのかが、ちょっと気になります。

 

 

 

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