北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

幻の秋のシジミチョウを採集。北見市、秋の蝶。

2015-10-04 10:28:46 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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幻の秋のシジミチョウを採集。北見市、秋の蝶。

2015-9-20 (日) 晴れ のち曇り 結局は降らなかった。

天気予報では 午後から雨というので結局今日は渓流釣りには行かないでいた。しかし、時々 青空がのぞき気温も上がったりするので何となく空模様も気になる。 

庭をみるとなにやら黒っぽいシジミチョウがチラチラやっており、あれ、今時このシジミチョウは何者なんだろう。こんな時期に北見市内の我が家の庭でシジミチョウを見るのは初めてだ。

急遽ネットをもって庭にでたが、そのまま遠くへ飛び去ってしまった。

何物だろう。もしかしてウラナミシジミ?。ひどく気になり、このあたりではいつも蝶が多い我が家の近くの金比羅山へいってみた。




秋の蝶、とくにクジャクチョウ、モンキチョウがたくさん飛んでいた。手の平写真少し撮影。ぼろのエゾスジグロ1♂、モンシロチョウ1♂撮影。








この蝶は指で尾端をおさえています。


しかし暴れて。

あまりよいポーズをとってくれることなく逃げた。



手乗り写真。





逃げた。 腹部押さえはあまり強くできないし、脚を持つとしばしば脚が取れる。加減がむずかしい。




リリースすることを前提に生きている蝶の手のひら写真の練習をしたが、これはけっこうむずかしいのです。



よく捜したが問題のシジミチョウはいない。

ついでに以前あれほどいたオオモンシロチョウはまったくいない。

かってあれほど多かったオオモンシロチョウは消え、モンシロチョウがもとどおりに復活してきた。オオモンシロチョウは北見方面では適応しきれなかった外来種といえようか。




完全に適応して大繁殖中のセイタカアワダチソウ。この攻撃的外来種は種子による繁殖のみならず、周囲に根をのばし根から他の植物に対する毒素をだしながら周囲に広がってゆく。



タマネギの規格外品 ? が大量に投棄されていた。 皮をむくとまだおいしそう。




山手の小径に入ってゆくと、いた、イタッ。チラチラ黒っぽいシジミチョウ発見。

しかし、ひどく緊張したせいか 大型ネットでまさかの空振り。取り逃がした。 いったいこの時期、このシジミチョウは何だろう。

ますます気になって、シジミチョウをさがして山沿いの小径を進む。 

やがて再度、問題のシジミチョウがちらちら現れた。

しかも二頭。今度は慎重に二頭ともネットイン。 いったい何だろう。


期待をこめてネットを覗くと、そこにはボロボロのルリシジミが二頭いた。



まめ科エゾヤマハギが目につくところで、北見のルリシジミはこの植物によく発生する。これらは遅い時期にでた2化個体とおもわれた。

というつまらないお話でした。


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