藤沢市の三大谷戸の一つの「遠藤笹窪谷公園(健康の森)」として開園して一年となり、散策してきました。
遠藤笹窪谷は、市内最大の自然豊かな環境の谷戸となっており、これまでは自然保全地区として中には入れず生態系が保存されていましたが、昨年、公園化されて「健康と文化の森」として素晴らしい公園となり、公園内は広い芝生広場や散策路が設けられて爽やかな緑の公園となっています。
公園内には、自然の溜池や菖蒲園が作られて、昨年植栽された花菖蒲は咲き終わっていましたが、名残の姿も見られ、来年以降の菖蒲咲く景観に期待が膨らんでいました。
公園の中央の溜池には、ヨシやガマの穂も見られ、様々な生態系が保存されています。
公園の奥には、谷戸の一部がそのまま残されており、ヨシが茂るビオトープとなって、自然の溜池が保全されており、蛙の声が響きわたっていましたが、その姿や見られませんでした。
ビオトープの小径の先には、二股の角に「猿田彦大神」の道標があり、石柱には「右厚木道、左一の宮道遠藤村」書かれており、歴史道の分岐点だったようです。
公園隣の健康の森の竹林には、小径が作られており、せせらぎが流れ小糸川の源流となっています。
竹林の中では、風に揺られて竹林が爽やかな雰囲気が醸し出されていました。
竹林の小径の先の坂道には、満開のアジサイが咲き、アジサイ坂となっています。
アジサイ坂の隣には、幼竹が大きく育ち不思議な姿を見せていました。
アジサイ花に交じって夏の花のひまわりも見頃となっていました。
健康の森から小糸川近くの宝泉寺に向かうと、参道の山門には阿吽の仁王様が立ち格式を感じる迫力ある姿で見守っています。
山門の横には、藤沢の大仏「宝泉大仏」が鎮座し、右手を上に延ばし衆生の畏れや不安を無くする無畏れの印、左手は膝の上で掌を下に向けて悪を抑えて悪魔を降ろす降魔の印を示し顔も優しい表情で仏様の心の内面を表しています。
宝泉寺近くの丘の上の牧場では、多くの牛が和やかな姿でお休みでした。
牧場の周りにも豪華なアジサイが満開となっていました。
自然豊かな里山の生物に魅せられたぶら散歩でした。
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